アジア大会女子ホッケー銀メダル、天理大学関係者大活躍!

アジア大会女子ホッケーチームは、12月13日、17:30(日本時間23:30~24:50)、中国に順位決定戦で0-1と惜敗したが、見事オリンピック出場権及び、銀メダルを獲得した。
この女子ホッケーナショナルチームは、16名中8名が本学在学生及び卒業生で構成されており、また、監督として、恩田 昌史(天理大学名誉教授)、助監督として中村真理(体育85年卒)、ヘッドコーチとして柳 承辰(天理大学ホッケー部女子監督)が派遣された。
この女子アジア大会女子ホッケーで、見事銀メダルに貢献した、恩田昌史監督(天理大学名誉教授)、森本さかえ選手(学校法人天理大学所属)、在学生として出場した小野真由美選手(体育4)にインタビューを行った。

●恩田監督、今回の結果について、ご感想をお聞かせください。
今回は、最大かつ最低限果たすべき北京オリンピック出場権という目的を達成できたことに大変満足しています。これも、選手たちの健闘のおかげだと思っています。
惜しくも銀メダルでしたが・・・
予選では、3-0と中国に勝利できましたが、順位決定戦で、1点差という最小得点差ながら、中国には負けてしまいました。
強豪国との試合については、まだまだ課題があります。ただ、今回の結果で、多数の強豪国から、テストマッチのオファーが来ました。今後、より選手個人やチームとしての競技力を強化していく、特に国際試合の中で、競技力の向上を図っていくためには、大変大きな意味を持つ銀メダルだと考えています。
今後の予定については・・・
2007年1月13日から21日まで、世界の6強が対戦する、チャンピオンズトロフィー大会にて、いい成績を上げたいと考えています。具体的には、先般のワールドカップで5位だったので、一つ順位を上げて、4位を獲得したいと思っています。そして、再来年にはさらに一つ以上順位を上げて、北京オリンピックでメダルを獲得したいと考えています。
そのために、国際競技力を向上したいと考えており、チャンピオンズトロフィー大会の前には、アテネオリンピック金メダルのドイツと、その後、アルゼンチン、アメリカ、オーストラリアなどの強豪国との試合を予定しています。
今回の、天理大学関係者の活躍については・・・
チームのメンバー16名中8名が本学在学生及び卒業生で構成されており、天理大学在学生及び、卒業生の活躍は大変大きいと考えております。
●副主将として活躍した森本選手のコメント
予選で見事世界ランク5位の中国に勝利、1得点、1アシストと大活躍でしたね。この試合がオリンピック出場権を獲得する大きな山場だったと思いますが。
予選の中国戦には絶対勝たないとという意識でした。韓国戦が終わって2日あって準備ができことが勝利につながったと思います。また、得点に絡めることは大切なこと、大切な試合で得点に絡んでいけたことは、嬉しいです。
メダルの色については・・・
最終順位決定戦で中国に負けたことはやはり悔しいです。北京への出場権を獲得するという目標は達成できましたが、重要な試合で勝つことの難しさを感じました。
森本さんの今後の抱負を聞かせてください。
戦術面だけを強くしても、個々が強くなければ強豪国とは戦えないので、スピード、パワー、スタミナ、状況判断など、個人の資質をより高めて、北京オリンピックのメンバーに選ばれ、より代表の中で力を発揮できるよう、頑張っていきたいと思います。
●在学生として、アジア大会に参加した小野真由美さんのコメント
アジア大会のメンバーに選ばれた感想は?
次につながる大切な大会でメンバーに選ばれたことに安心しました。やってきたことを見てくれたという安心感がありますね。
アジア大会のプレーについて、ご感想を。
全試合に出場でき、また、徐々にいいコンディションになってきたと思います。ミスを減らし、いいプレーができたと思います。
小野さんの今後の抱負にお聞かせください。
やはり、北京オリンピックに出場して、メダルを狙いたいですね。なにより、自分の力を高め、もっともっとチームに貢献できるようになり、北京オリンピックで、納得できるプレーができたら嬉しいです。そのために、今後も頑張っていきたいと思います。