佐川宏迪 非常勤講師 著書『定時制高校の教育社会学: 教育システムの境界と包摂』が出版されました。

佐川 宏迪(著)、勁草書房、2022年1月31日発行、全160頁、定価:3,850円(税込)
生徒が多様化する定時制高校において、いかにして彼らを「包摂」することが可能になっていったのか。教師の語りから明らかにする。
戦後発足した定時制高校は当初、勤労青少年の教育機関であったが、高校教育が拡大する70年代以降、多様化する生徒の受け入れ機関となった。そこでは生徒の「包摂」を求められると同時に、教育システムに立ち上がった「境界」領域を担う存在ともなった。教師の語りから「包摂」を実践する主体に着目しつつ「包摂」の機制を検討する。
生徒が多様化する定時制高校において、いかにして彼らを「包摂」することが可能になっていったのか。教師の語りから明らかにする。
戦後発足した定時制高校は当初、勤労青少年の教育機関であったが、高校教育が拡大する70年代以降、多様化する生徒の受け入れ機関となった。そこでは生徒の「包摂」を求められると同時に、教育システムに立ち上がった「境界」領域を担う存在ともなった。教師の語りから「包摂」を実践する主体に着目しつつ「包摂」の機制を検討する。