『月刊大和路ならら』の連載「新大和人物志」に幡鎌一弘教授が「村井古道」を寄稿しました。
『月刊大和路ならら』2022年1月号の「新大和人物志」第18回は、幡鎌一弘教授の「村井古道」です。
村井古道の編んだ『奈良坊目拙解』は、いまでも奈良町の歴史をひもとく際に欠かせない本です。のちに奈良奉行川路聖謨に読まれることになりますし、同じく古道の著作である『平城趾跡考』は松平定信の目に留まり、その蔵書に加えられました。彼がハイレベルな著作をまとめられたのは、その能力もさることながら、多くの寺社の史料を見ることができるようになった17世紀後半から18世紀初めの社会の恩恵に浴したからでしょう。(幡鎌一弘)
村井古道の編んだ『奈良坊目拙解』は、いまでも奈良町の歴史をひもとく際に欠かせない本です。のちに奈良奉行川路聖謨に読まれることになりますし、同じく古道の著作である『平城趾跡考』は松平定信の目に留まり、その蔵書に加えられました。彼がハイレベルな著作をまとめられたのは、その能力もさることながら、多くの寺社の史料を見ることができるようになった17世紀後半から18世紀初めの社会の恩恵に浴したからでしょう。(幡鎌一弘)
