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 【国文学国語学科】

天理大学客員教授 中江有里氏からのメッセージ

天理大学客員教授の中江有里さんより本学の学生にメッセージをいただきましたので紹介します。 

学生の皆さんへ

  マスクの下で汗をかいた夏を超え、過ごしやすい季節を迎えました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
  今年は大変な年ですね。大学に入ったばかりの方には特にそうでしょうが、もちろん在学生の皆さんも、私自身も初めての思いがけない年をなんとか乗り越えようとしています。
  前例のないことが続いて、目標を見失ったり、何のために今ここにいるのかがわからなくなったり、惑いの中にいても不思議ではありません。
  おそらくこの世界中にそういう人がいます。ということは、自分だけが惑いの中にいるわけではない。みな惑いの中にいる同士です。
  でもこういう時期だからこそ、当たり前だった日常の有難さを振り返ることができます。そしてコロナが収まった時、自分はどうありたいか、をじっくり考える時間だとも思います。
  これまでも感染症は人類とともにありました。それはこれからも変わりません。そこで提案ですが、この現状を絶望的に捉えるのではなく、新しい生き方の選択をする機会としてみませんか。
  人にはどんな出来事も解釈する力があります。人が学ぶ理由はこうした危機的状況を乗り切る構えを得るためではないか、と私は考えています。
  つまり私たちはみな、今を生ききるために日々学んでいる。そんな風に思います。
  今年は残念ながら天理をお訪ねすることが叶いませんが、来年、またその次の機会はきっと来ます。みなさんとお目にかかる日のために、私もいろいろ蓄えておきます。
  みなさんも知識や知恵、その他の多くのことを蓄えておいてください。
  そして笑顔で会える日を迎えたら、蓄えたそれらを大盤振る舞いでみなさんと分かち合いたい。
  その日までどうぞ体に気を付けて、お過ごし下さい。

中江 有里

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