岐阜県大野町で考古学実習を実施-大御堂城跡遺跡の発掘調査-

考古学・民俗学専攻では、2016年2月16日~22日、考古学実習3(集中)を、岐阜県大野町で行った。
今回の実習で調査したのは、同町公郷に所在する大御堂城跡(おおみどうじょうあと)である。大御堂城は軍師・竹中半兵衛の誕生地としても注目され、城跡の範囲は正確には分かっていない。調査地はその南側と予想される箇所であり、現状は古くから続く住宅の敷地内である。

発掘では、古い石垣や整地層が複数見つかり、住宅が少なくとも江戸時代以降、建て替えを重ねたあとを追うことができた。とくに江戸時代後期の陶磁器・瓦が多く出土した。
今後は、大学に持ち帰った遺物や記録類の整理作業行い、調査報告を作成する。




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