安井眞奈美教授が韓国蔚山大学で講演

5月15日、文学部考古学・民俗学専攻の安井眞奈美教授が、韓国蔚山広域市蔚山大学校人文大学にて、日本文化について講演を行った。講演のタイトルは「出産と怪異——妖怪・うぶめを中心に」。日本語・日本学科の学生や教員が熱心に聞き入り、講演後は質問も出された。また魯成煥教授が、韓国には「うぶめ」に相当する妖怪が見当たらない点を指摘し、日本と韓国の妖怪文化を生み出す創造力の違いについて議論を行った。
講演の後、学生に妖怪を創ってもらうワークショップも行われた。地元・蔚山にちなんだ妖怪などが披露され、皆の興味関心を惹いた。
講演の後、学生に妖怪を創ってもらうワークショップも行われた。地元・蔚山にちなんだ妖怪などが披露され、皆の興味関心を惹いた。

安井教授は、蔚山大学校人文大学の招聘で5月14日から18日まで蔚山に滞在し、講演の他、人文大学校魯成煥教授のゼミにも参加。ゼミでは、日本と韓国の出産・産後の過ごし方について討論し、有意義な学術交流が可能となった。今後も、出産・産後の習俗および出産環境の違いなどについて情報交換を行っていく予定である。
関連リンク
- 歴史文化学科考古学・民俗学専攻
- 文学部