「伝道中国語1・2」をリニューアル 中国語による神殿案内実習を実施 2026.08.10 国際学部中国語学科学生生活

7月14日、中国語学科の選択科目「伝道中国語1」の受講生8名が、天理教本部東礼拝場で中国語による神殿案内実習を行いました。

受講生たちは実習に先立ち、本部神殿で専門職員による日本語の神殿案内を受講。その内容を参考にしながら、自ら案内原稿を作成し、中国語に翻訳して練習を重ね、本番に臨みました。

当日は東礼拝場結界前で、自作の原稿をもとに、教員や受講生を案内対象とした実践形式の神殿案内を実施しました。実習後は神苑へ移動し、それぞれが感想を発表。その後、授業を担当する大西善宏非常勤講師(天理大学国際文化学部アジア学科中国語コース卒業)、大西氏の後輩で天理教海外部現役部員の髙橋冬樹氏、中国語学科主任の中川裕三教授から講評を受け、受講生たちは熱心に耳を傾けていました。

「伝道中国語1・2」は、中国語学科の選択科目で、中国語による海外布教を志す学生を主な対象として開講しています。しかし近年は、中国や台湾をはじめとする中国語圏からのインバウンド観光客や在留外国人が増加しており、日本国内においても中国語による布教活動が求められる場面が増えています。

こうした社会状況を踏まえ、中国語学科では、台湾・香港伝道の第一線で活躍してきた大西善宏氏を担当講師に迎え、日本国内での中国語布教も視野に入れた授業内容へとリニューアルしました。今回の神殿案内実習は、中国語圏の人々をおぢばに案内することを想定した新たな取り組みの一つです。

【大西善宏氏コメント】

道の先人たちは、異国の地で文化や価値観の違いに向き合い、試行錯誤を重ねながら海外伝道の道を切り開いてきました。

本授業では、教理の中国語訳を暗記することを目的とするのではなく、日本と中国語圏との文化的背景の違いを理解し、どのように表現すればお道の素晴らしさが相手の心に届くのかということについて学生たちと共に考えてきました。その中で大切にしているのは、言葉を正確に置き換えることだけではありません。相手の文化や価値観に耳を傾け、信頼関係を築きながら、自分の言葉で誠実に伝えようとする姿勢の大切さを学生たちに伝えています。

今回の神殿案内実習は、その学修成果を発表する機会となりました。実習後には、天理教海外部で実際に中国語による布教に携わる髙橋さんからも実践的な助言をいただき、学生一人ひとりが自らの課題を見つめ直す貴重な機会になったと思います。

【中川裕三教授コメント】

本学中国語学科は、2024年度の大学改組を機に、「台湾をとことん学べる大学」をコンセプトに掲げ、台湾の社会・文化に加え、中国語だけでなく台湾華語や台湾語まで体系的に学べる教育を特色としています。また、本学の建学の精神の一つである「貢献性」を実践する科目として「ボランティア中国語1・2」を新設するなど、実践的な中国語教育にも力を入れています。

今回リニューアルした「伝道中国語A・B」は、中国語を通じて人々に寄り添い、たすけ一条の精神を国内外で実践できる人材の育成を目指す科目です。天理教の中国語布教を志す若者にとって、本学中国語学科を志望する魅力ある科目の一つとなることを期待しています。

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