
2026年3月25日におやさと研究所特別講座「教学と現代」が「『元の理』の学際的研究の可能性」と題して開催され、人文学部宗教学科の澤井治郎准教授が、パネル発表を行いました。本講座は毎年おやさと研究所が開催しているもので、今年度は佐藤孝則氏(まほろば両生類研究所長、元おやさと研究所員)の講演「「元の理」の生物学的意義と進化論史的評価」のあと、パネルディスカッションとして澤井准教授と中西光一氏(おやさと研究所員)がそれぞれ発題し、参加した皆さんと共にディスカッションを行いました。
発表内容:こふきを拵えること─こふき話と「元の理」
佐藤氏の元初まりの話に登場する動物についての分析と、進化論的な解釈を踏まえ、澤井准教授は、元の理を深く理解するためにはこふき本を読む必要があることを確認し、教祖がお話を説かれた場・時を念頭において、それぞれの表現の奥におる根本の理合いを解釈しようとすることの難しさと重要さを指摘した。また、「こふきを作れ」との教祖による指示が、「こふき本」、別席台本、『天理教教典』に結実していることを挙げて、これからも「こふきを作る」という営みはたゆみなく続けられるべきものではないかと締めくくった。