第13回 国語科教員をめざす学生のための公開模擬授業
国語科教員をめざす学生のためのイベントとして、10月23日に、現役国語科教員による公開模擬授業をおこないました。今年は大阪府立布施北高等学校の鍛冶屋美樹先生(本学科2015年卒)をお迎えし、模擬授業をおこなっていただきました。

夏目漱石『こころ』を教材として、主体的・対話的で深い学びの視点を意識した指導案をもとにグループワークで進める授業でした。鍛冶屋先生は各グループの話しの進み具合にあわせて声がけしながら机間巡視し、それをつうじて、受講者たちは生徒にとって有効な声がけとはどのようなものか、実践的に学びました。

受講者のみなさんからは、「生徒からの返答が予測できないので発問を避ける部分がありましたが、今回の授業を受け、発問することへのハードルが下がりました。」(OMさん)、「生徒に身につけさせたい力と結びつけて発問しなければならないことがわかりました。」(CTさん)、「「答えのない発問もする」ことは生徒の思考力・想像力を磨くうえで効果的であることがわかりました。」(NAさん)といった感想が寄せられました。
先輩をとおして、教員になった「10年後の自分」をより具体的に思い浮かべることができたようです。
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天理大学国文学国語学科では、今後も国語科教員をめざす学生たちを全力で支援していきます。
(人文学部国文学国語学科教授 西野由紀)