医療学部看護学科4年生の秋学期は、クリティカルケア論が選択科目として設定されています。8回目の最終講義では、高機能シミュレーター用いてシチュエーション・ベースド・トレーニングで、心不全で緊急入院になった患者さんの看護を行いました。(※シチュエーション・ベースド・トレーニングとは臨床場面により近い患者の状態や状況において、看護を実践するトレーニングです)
問診や観察のポイントの優先順位を考え、情報収集しながら看護の方向性を考えました。


また基本的な観察(フィジカルイグザミネーション)、病態のメカニズム、看護の根拠を振り返る機会にもなりました。
さすが、4年生!これまでの知識や事前学習で準備した知識を使いながら、限られた時間で思考し、迅速に看護の方向性を導き出すことができました。


振り返りでは、「急な症状の患者さんに対して、優先順位をつけるのが難しかった」、「予測した看護に加えてて苦しさを和らげられる看護につなげていきたい」「少し前の自分より成長を実感した、これからも勉強を頑張りたい」というような意見がありました。
半年後にはこの学生たちは看護師として臨床現場に立ちます。これからの成長がとても楽しみです。
執筆者(医療学部・看護学科 東 真理・准教授)