国語学演習(言語構造)1の紹介、後編です。
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この授業では、各受講生が一つの語彙を担当します。まずは『時代別国語大辞典 上代編』(三省堂)・『角川 古語大辞典』(角川書店)・『日本国語大辞典』(小学館)・『古語大辞典』(小学館)等の辞書を引きます。

そして、『萬葉集』・『古事記』・『日本書紀』等を中心に、 担当語彙が含まれている用例を集めます。その後、辞書の記述や用例を手掛かりに、担当語彙の語構成を考察し、レジュメ(発表資料)を作成して、他の受講生達の前で発表します。

受講生のOさんからは、「発表資料を作るために自分の割り当てられている言葉の語源を探すことが大変面白かったです。今ではまるで関係のない言葉と言葉が繋がっていたりするのが特に面白いと感じました。」との声が聞かれました。
(人文学部国文学国語学科 蜂矢真弓准教授)