前回の急性期看護方法論の演習では、術後当日の看護を模擬患者さんにご協力いただき学びました。
今回は、4年生の先輩学生が患者役となり、術後1日目の看護についてシミュレーション学習を行いました。学生たちは、事前学習をもとに「術後1日目に起こりやすい合併症は何だろう」「観察項目は何が必要か」「優先順位はどう考えればいいの」「どのように観察しようか」など、学生間で活発な意見交換が行われていました。






グループ間でのディスカッションによって、他学生の思考の「見える化」を行い、他者の視点を取り入れ、メンバー間での相互フィードバックを通じて学生の学びの深化に繋がっていました。また、観察項目として列挙することはできても、実際にそれを安全や安楽に配慮しながら、どのように観察したらいいのかなど演習を通して多くのことに気づいていました。
先輩学生は見事に模擬患者を実演し、後輩たちに演習で感じたこと・気付いたことをフィードバックしてくれ、後輩たちは真剣なまなざしで耳を傾けていました。
さあ、3年生は、夏休みが開けると各領域実習がスタートします。
今までに学習したこと全てを出しきり、心地よい緊張感を感じながら、多様な経験からの学びを大切に成長してください。
応援しています!
(医療学部・看護学科 上野 妙子・講師)