【授業紹介:急性期看護方法論:BLS/輸液管理~near‐peer teachingの取り組み~】 #2025Ver. 2025.07.15 医療学部看護学科社会連携 # 成人看護学# 臨床判断# 授業紹介

near‐peer teaching(NPT)とはここ数年、The Clinical Teacherやその他の教育雑誌で頻繁に取り上げられているトピックで、NPTを医療従事者教育に取り入れる方法は数多く報告されています1)。またNPTの学習と教育は、さまざまな肯定的な結果をもたらすと報告されています2)。今年も昨年に引き続き、急性期看護方法論で行うBLS・AEDのタスクトレーニングはこのNPTを適用しました。今年は統合実習の「周術期看護・クリティカルケア分野」を志望した学生らが名乗りを上げ、救命チームとして、また輸液管理の指導者として3年生へ教育的に関わりました。

BLS・AED編

ミニ講義では、胸骨圧迫のポイント、AEDのポイントをレクチャーしました。

命を助けるぞ!
スクラブも様になっていますね
ミニ講義をしています
胸骨圧迫のポイントはこうですよ!先輩が示しています。
実際やってみよう!
AEDでは電気ショックの前は、体から離れてください!
絶え間なく胸骨圧迫!先輩が励ましてくれています!
みんなすごく上達してるよ!
最後はレースモードで胸骨圧迫!
やったー!1位
みんなで協力できたね!
最後にQCPRのアプリ4)のレースモード5)を使ってグループ対抗でBLSを行いました。

最後に先輩からのフィードバックとこれからの学習へのアドバイス。

「みんなよく頑張りました。どんどん上手になっていましたよ。国試問題にもでることもあるよ。これからの実習や学習も頑張ってください!」

温かいエールをいただきました。

輸液管理編

みんな6Rは確認したかな?
プライミングを実施
シリンジポンプと輸液ポンプのレクチャーをしています
輸液ポンプのアラームの対応や
三方活栓の原理を説明しています
国試に出たりするよ
先輩、これで合っていますか?

上手にできましたね!

3年生の学びを4年生が支援してくれました。3年生は4年生をニアの存在、またモデルとし、安心して学ぶことができました。益々勉強の意欲が高まることでしょう。4年生はこれまでの知識と技術を指導という形でアウトプットし、教えることを通し、新たな発見とともに楽しく学ぶことができました。

(医療学部・看護学科 東 真理・准教授)

以上、NPTの取り組みを紹介しました。

関連リンク

ページ先頭へ