本学人文学部の小関康平准教授(総合教育センター)は、6月21日(土)に、東京の日本大学危機管理学部で開催された憲法学会第132回研究会シンポジウム「憲法学におけるグローバリズム:ナショナリズムとの相克」において、シンポジスト・パネリストとして登壇した。


憲法学会は、「万国の憲法に通ずる普遍的原則を究明するとともに、わが国固有の独自性の上に憲法生活を確立する」(同 設立趣意書)ことを目的として、昭和34(1959)年に設立された学会で、今年67年目を迎える。毎年、春と秋に学会を開催している。
今期のシンポジウムは、我が国の憲法状況におけるグローバリズムとナショナリズムの交錯に原理的な検討を加えることを主な課題として実施されたもので、小関准教授のほか各地の憲法学者3名が講演し、パネルディスカッションでは活発な議論が行われた。
このうち、小関准教授の講演テーマは「ナショナリズムと憲法」。このなかで、小関准教授は、「我が国の諸法令においては、ナショナリズム象徴規定が不満足な状態であり、こんにちのようなグローバル社会においては、益々、この点についての明確な法整備が求められる」旨を説いた。