社会福祉学科の授業科目「ソーシャルワーク演習」では、具体的な事例について学生同士でディスカッション等を重ねながら、支援の視点や方法について学びます。また、実際に社会福祉現場で従事されているゲストスピーカーをお招きし、支援の様子を学ぶ機会も設けています。
今年度の「ソーシャルワーク演習1」では、卒業生の荒木啓英さん(いこいの村聴覚言語障害センター勤務)にゲストスピーカーとして授業を行っていただきました。荒木さんは在学中から手話通訳士の資格取得を目指され、現在も現場で実践経験を積みながら勉強を重ねています。
授業では、現在の職場に就職した経緯や、聴覚障害がある方々への支援内容が紹介されるとともに、実際に荒木さんが現場で経験した事例の対応方法について、受講生同士でディスカッションする機会も設けられました。
授業終了後、受講生より「リアルなお話を聞く貴重な機会になった」「一人ひとりに合った支援を考える大切さや視点を具体例から学ぶことができた」「福祉の仕事に正解は無いため、みんなで考え続けていくことが大切だというメッセージが印象に残った」等、様々な感想が寄せられました。
今後の授業では、具体的な事例から、支援課題の抽出や計画立案などを含めた一連の支援過程について学ぶ予定です。荒木さんから得た学びを糧に、ソーシャルワーク実践について理解を深めていきます。
