七支刀は思っていたより小さかった―歴史学コース遠足参加記 2025.05.15 人文学部歴史文化学科学生同士がつながる # 考古学コース# 民俗学コース# 歴史学コース


歴史文化学科歴史学コースでは、歴史の現場を実際に見学することを大切にしています。
例年4月に遠足を実施しており、ここ数年は奈良町周辺を巡っています。本年の遠足では、近鉄奈良駅を起点に、興福寺旧境内や中村直三碑、氷室神社などを見学しました。さらに、奈良国立博物館で開催中の特別展「超・国宝展」も鑑賞しました。その後は、東大寺二月堂から若草山を経て、春日大社へと足を運びました。
奈良の名所旧跡を巡りながら、古代から近代に至るまでの豊かな歴史に触れる貴重な機会となりました。

参加感想

  • 今回、歴史学の遠足に参加して印象深かったのは、初めて国宝を間近で見たこと、そして奈良市内を巡って、意外と知らなかった名所を訪れることができたことです。とりわけ、これから研究したいと思っている大津宮跡にゆかりのある近江神宮の国宝を拝見できたことは、大変嬉しく思いました。また、七支刀も実際に目にすることができ、とても貴重な経験となりました。文字はあまり読み取れませんでしたが、期間中にもう一度足を運び、見学したいと思っています。(2年次生、榎本雄大)
  • 「超国宝展」では、さまざまな仏像を見ることができました。中でも、一木造が多いように感じました。腕などが欠けている姿からは、戦乱の時代をくぐり抜けてきた歴史が伝わってきました。実際に間近で見て細部まで観察することができ、当時の制作者の高度な技術にあらためて感銘を受けました。最後に展示されていた七支刀は、これまで歴史文化学科の授業で何度も説明を受けていましたが、実物は思っていたよりも小さく感じました。わずかですが、刻まれた文字を読み取ることができて、感動しました。(2年次生、野村麻菜)

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