地域文化学科ヨーロッパ・アフリカ研究コース 4年次生 中村宣之
私は本学の交換留学制度を利用し、本校の協定校であるフランスのオルレアン大学へ約半年間留学しました。
オルレアンはフランスの中心に位置している街で、パリから電車に乗って1時間ほどで行くことができます。
また、オルレアンはジャンヌダルクがイギリス軍から最初に開放した街としても有名です。センター街には街のシンボルであるオルレアン大聖堂があります。街にはトラムという路面電車が通っており、とても便利な移動手段でした。
オルレアン大学での授業には、ヨーロッパ、アフリカ、南米、中東、アジアなど様々な地域から、若い年代をはじめ、年配の方まで多世代の学生が参加していました。みんな優しくすぐに仲良くなれる雰囲気で、休み時間はフランス語で自分たちの国について話し合うなどしました。
授業を受講した最初の頃は、先生の言っていることがあまり理解できず、うまく答えられなくて悔しい思いもしました。しかし、質問に対して先生がわかりやすい言葉で理解できるまでしっかり教えてくれたので、留学期間の最後の方には理解できるようになり、モチベーションも上がりました。
オルレアン大学では、学生は学内にある映画館や図書館を無料で利用できたり、オルレアンから他の街までの交通費が週末は学生無料になったりと、学生にとって有意義な時間が過ごせるように様々なサポートをしてくれます。そのおかげで、学期の2週間の休み期間中、私は行ってみたかったイタリアとドイツへ旅行することもできました。
留学期間中、私は学校近くにある寮から大学へ通いました。寮には様々な国からやってきた学生が生活していました。友達がたくさん増えるだけでなく、日常会話を全てフランス語で行うので、寮生活のおかげもあって語学力が上がったと感じています。また、寮の近くにはスーパーもありとても便利で過ごしやすかったです。
フランスでは近年アニメ・マンガブームの影響もあり、日本語を学ぶ学生も多くいます。オルレアン大学の日本語学科の学生と話したり、旅行したりしたこともとてもいい思い出として残っています。
留学は、学生の今しかできないとても貴重な経験になりました。
少しでもフランス留学に興味があるという方、ぜひ天理大学でフランス語を一緒に学びませんか?