医療学部臨床検査学科 教授 畑中徳子
私の研究室では検査活用の充実や検査の質向上を追求する臨床検査医学・検査総合管理学がテーマで、現在大きく2つの研究を進めています。
一つは病気を診断し、治療するのに欠かせない臨床検査は正しいことが欠かせません。万が一誤っていると、患者さんと病院、双方にとって重大な損害をもたらします。そこで私たちはリアルタイムで検査結果の信頼性をチェックできる「Even-Check法」を開発し、今、天理よろづ相談所病院の皆さんと実際の検査に応用し評価をしているところです。
もう一つは、天理大学体育学部と共同で、大学生アスリートの健診結果を有効に活用するための研究を行っています。大学生アスリートは運動負荷量が極端に多いため、一般学生と異なり特有の検査値を示すことがわかってきていて、これを健康維持とパフォーマンス向上に繋げることを目指しています。