臨床人間学研究科臨床心理学専攻

臨床心理学専攻ニュース

学びのポイント

人と心に奥底から寄りそう、心理専門職を育成。

箱庭療法を日本に初めて導入した河合隼雄先生の伝統を受け継ぐ気風のなか、人と人とが出会うことから始まる臨床心理学の真髄に触れ、人と心に奥底から寄りそうことができる心理専門職を育成。教育現場、医療現場をはじめ、臨床心理学が求められるさまざまな領域でのニーズに応えられる、高度な専門知識と心理専門職としての技能・姿勢を養います。特に、病院臨床や子どもの臨床実践を積める豊富な実習を準備、子どもを含む他者を一人の人として尊重し、理性だけでは推し量れない人のこころの深さを知り、畏敬の念をもつことで、自他を受け入れる姿勢を育みます。

少人数制と充実した実習体制のもと、実践力を磨く

少人数制

1学年8名につき、教員6名という徹底した少人数制。緻密な指導や濃密な議論が可能な教育環境で、一人ひとりを見守ります。

臨床実践

本学のカウンセリングルームで、心理臨床の基礎である面接を実践実習できる機会が充実。その面接を支えるスーパービジョン体制も整っており、クライエントとの出会い・面接により心の奥深さに触れ、生きた心理療法を学ぶことができます。

充実した実習体制

関連施設として幼稚園、小学校、病院、児童養護施設などがあり、各市町村教育支援センターなどとの連携を活かし、学外実習で研鑽を積むことができます。

本研究科の特色

臨床心理士養成・公認心理師養成の両カリキュラムに対応

臨床心理士・公認心理師いずれのカリキュラムにも対応、臨床心理士養成においては第1種大学院として実績を認められています。
2015年に公認心理師法が成立し、公認心理師という国家資格が誕生しました。大学院で所定科目を履修したのち、国家試験に合格すると、この資格が得られます。
また臨床心理士は文部科学省との連携のもと創設された資格であり、日本臨床心理士資格認定協会が実施する資格試験に合格すると取得できる資格です。
いずれも医療・教育・福祉・司法・産業など他領域にわたる汎用性の高い資格であって、現在の心理職は両方の資格を有している人が大半です。
本学はこのいずれのカリキュラムにも対応しています。

授業ピックアップ

就職実績・資格

公認心理師国家試験
2023年度合格率

2024年3月3日実施

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臨床心理士認定資格試験
2023年度合格率

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本大学院の修了生は、全国平均と比較して高い合格率を誇っています。
本大学院では、対話と実践を重視し、大学院生自身の個性を尊重しつつ臨床家としての基本姿勢を育めるよう努めています。それはモチベーションの維持につながり、その人の力を最大限に発揮することにつながっているようです。

課程修了後の進路

心理職として、教育・医療・福祉などのさまざまな現場で活躍する道がひらかれています。

公認心理師になるためには、修士課程修了後に公認心理師国家試験に合格する必要があります。

臨床心理士になるためには、修士課程修了後に(財)日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格する必要があります。

職種

公務員(心理職)、スクールカウンセラー、児童養護施設常勤心理士、精神科常勤心理士 など

就職実績(常勤)

奈良県子ども家庭支援センター、天理市教育総合センター、京都市役所、西宮市教育委員会、社会福祉法人 因伯子ども学園、社会福祉法人 天理養徳院、児童養護施設 白梅園、京都市児童相談所、天理よろづ相談所病院、万葉クリニック など

取得可能な資格

  • 臨床心理士
  • 公認心理師

卒業生の声

2年間の学びの流れ

  • Step.1

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    理論や他者に対する態度の基本を習得する

    1年次春学期で面接の基本や心理アセスメントについて学び、臨床心理基礎実習や心理実践実習をスタートします。修士論文に向けて研究計画を立て、文献を読んで問題設定を行います。

  • Step.2

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    より専門的な理論や検討方法を学ぶ

    理論を学びながら、付属カウンセリングルームにて心理療法を担当し、治療者としての基本的態度、ケース理解の視点、技法をスーパーヴィジョンやカンファレンスを通して習得します。

  • Step.3

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    成長とのかかわりなどを、発展的に学ぶ

    付属カウンセリングルームでは最低3ケースを担当し、カンファレンスでは4〜5回自らのケースを発表します。多角的に検討することで心理臨床家としての姿勢や技量を養います。
    本学付属カウンセリングルームには来談される方が多くおられ、豊富な臨床経験を積むことができるのが本学の特徴です。

  • Step.4

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    実習と検討を繰り返し、臨床家の実力と資質を着実に育成

    修士論文では、文献発表及び研究計画発表の上、研究計画をまとめます。学内の倫理審査委員会に申請の上、調査を開始。調査結果をふまえて論考をまとめ、教員の指導のもと、論文を完成させます。

カリキュラム

対話と実践を重視。恵まれた教育環境で、心理臨床を学ぶ2年間。
「少人数制ならではの」臨床心理の実際に根ざした中身の濃い基礎科目

3つのコンセプト

  • 臨床心理の基礎を学び、実習に向かう基盤を養う
  • こころを理解する専門的な視点を養成
  • 心理臨床を実際に行い、実践力を磨く

教員一覧

教育ポリシー

  • アドミッション・ポリシー

    臨床人間学研究科臨床心理学専攻の教育目標を達成するため、次のような人を求めています。
    ①人間のこころに関心があり、他者への思いやりと共感能力に秀でた人(意欲・態度)
    ②謙虚な態度で援助活動を実践しようとする人(態度・行動)
    ③こころのケアのための専門知識、技能の習得に向けて積極的に前進していける人(知識・技術・意欲)
    ◇具体的には次のような人を求めています。
     ◇①公認心理師を目指す人
     ◇②臨床心理士を目指す人
    試験は、大学院入学者選抜によるものとします。

  • カリキュラム・ポリシー

    心理臨床家を目指す者に求められる高度な専門性を修得するために、人の心に寄り添い、人間本来のあり方を根底から見つめ、生きている人間をとらえる臨床人間学の見地に立って、講義、演習科目を体系的に配置しています。さらに、自ら深く人に関わることを重視するために、附属のカウンセリングルームでの臨床心理実習や様々な領域での現場実習科目を配置しています。
    全体として、公認心理師(国家資格)および臨床心理士(公財 日本臨床心理士資格認定協会)の受験資格要件を満たしています。
    また、専門的知識を深め、研究遂行能力を養うために、臨床心理学に関わる演習を行い、さらに学修の総まとめとして修士論文を執筆するカリキュラムを編成しています。

  • ディプロマ・ポリシー

    次のような知識や能力を備えた学生に修士(臨床心理学)の学位を授与します。
    ①公認心理師および臨床心理士としての活動に必要な知識や技能を実践的に応用できる(知識・技術・行動)
    ②各人がよりよく生きられることをめざして、心の問題に真摯にアプローチできる(意欲・態度・思考)
    ③地域支援における多職種連携を実践できる(技術)
    ④現代社会における心理社会的問題を把握し、臨床心理学的な対応策を探求できる(思考・創造)

関連リンク

大学院

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