天理大学×JICA関西 共催イベント
「JICA海外協力隊員の現地リポート!」を開催 2026.09.18 社会連携地域・企業との連携

9月13日、天理大学は、包括連携協定を締結しているJICA関西と共催で、「JICA海外協力隊員の現地リポート!」を天理駅前南団体待合所にて開催しました。

イベントの冒頭では、JICA奈良デスクの福西真実氏がJICAの取り組みを紹介。本学の卒業生が60名以上、JICA海外協力隊(以下、協力隊)として世界各地で活動したことを説明しました。また、JICA関西と天理大学・天理市が連携協定を締結するに至った経緯や、会場で開催中の連携事業に関する展示についても紹介しました。

第1部 「天理大学卒業生による「現地の暮らしと活動」リポート」

第1部では、体育学科2年次生の足立琉那さん(兵庫県立柏原高校出身)がインタビュアーを務め、オンラインで、協力隊として活動する本学卒業生に、現地の暮らしや活動について話を聞きました。

インタビューに答えたのは、ウズベキスタンで活動中の中辻祐介さん(2012年ヨーロッパ・アメリカ学科卒)と、キルギスで活動中の椿理穂さん(2020年地域文化学科卒、元天理大学職員)の2名です。

2名は、協力隊への応募のきっかけとして「人の役に立ちたい」という思いを挙げました。椿さんは、在学中に経験したコロンビア・バジェ大学への交換留学が、協力隊への参加を考える大きなきっかけになったと語りました。

現地紹介では、写真を交えながら、それぞれの国の気候や文化、日々の暮らしについて説明。また、現在携わっている活動についても、具体的な内容を紹介しました。

椿さんは、キルギス日本人材開発センターで日本文化の普及や人材育成に取り組み、今後はオシュ国立大学で日本語教育の支援を担当する予定です。

中辻さんは、ウズベキスタンの主要な健康課題の一つである「非感染性疾患」への対策として、タシュケントの診療所で看護師として生活習慣病の啓発活動に取り組んでいます。

足立さんから「言葉も文化も異なる国で、現地の人々と心を通わせるために工夫していることはありますか」と質問が寄せられると、2名は「笑顔で挨拶すること。笑顔は世界共通の言語だと実感した」と回答。参加者は、異文化の中で活動するうえで大切にしている姿勢について学びました。

第2部 「奈良県ゆかりのJICA海外協力隊経験者による発表と交流会」

第2部では、奈良県ゆかりのJICA海外協力隊経験者2名が登壇し、派遣先での活動や帰国後の歩みについて報告しました。

戸口誠仁氏は、大学で植物病理学を専攻し、大学院修了後にJICA海外協力隊へ参加。2013年に病虫害対策隊員としてコロンビア共和国へ派遣され、現地で研究に関するアドバイスを行いました。協力隊での活動を経て、現在、天理市内にある株式会社大和農園にて日本と世界の野菜の品質向上に取り組んでいると話しました。

林由輝子氏は、奈良県の公立中学校教員として勤務した後、2019年にネパール・ゴルカ郡で協力隊として英語教育や教育環境の改善に従事。帰国後は夜間学級の教員として、多国籍の生徒たちと向き合いながら教育活動を続けていることを話しました。

活動報告後の交流会では、参加者から積極的に質問が寄せられ、海外協力の現場や帰国後の進路などをテーマに、活発な意見交換が行われました。

今回のイベントは、参加者がJICA海外協力隊員の生の声に触れ、現地での活動や暮らしについて理解を深めるとともに、交流を通して国際協力について考える貴重な機会となりました。

天理大学は今後も、天理市およびJICA関西との連携を深め、エジプトをはじめとする世界各地の文化や国際協力に触れる機会を、地域の皆さまに向けて継続的に企画してまいります。

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