学生が企画・運営!
中高生に臨床検査技師の魅力を発信「中高生 進路支援ガイダンス」を開催 2026.09.09 医療学部臨床検査学科受験生の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ

天理大学医療学部臨床検査学科は9月5日、「第65回日臨検近畿支部医学検査学会」において、「中高生 進路支援ガイダンス」を開催しました。

この学会は、近畿圏内の臨床検査技師が集う専門学会で、2026年は奈良県が会場となりました。奈良県内で臨床検査学科を設置する大学は本学のみであることから、今回、本学臨床検査学科がオリジナルブースの企画・運営を担当しました。

ブースの企画・運営にあたっては、臨床検査学科3年次生から有志を募り、9人の学生が参加しました。

学生たちは6月からミーティングを重ね、「中高生が臨床検査技師という仕事に興味を持つには、どのような企画がよいか」「どのようなブース配置にすれば、参加者が体験しやすいか」などについて検討。当日の企画や運営方法を学生自身が考え、準備を進めてきました。

ブース前には、臨床検査技師の仕事や進路について楽しみながら学べるボードゲーム「臨床検査ワクワクプロジェクト」のコーナーと、学生生活を紹介するコーナーを設置しました。

「臨床検査ワクワクプロジェクト」は、臨床検査技師の仕事やキャリアを多様な視点からイメージできるボードゲームで、今回のブース企画でも学生たちの「ぜひ取り入れたい」という声から導入されました。事前には、同プロジェクトの講師によるレクチャーも受け、当日の実施に向けて準備を進めました。

ブース内には、
・血液型検査
・臭覚検査
・顕微鏡観察
・凝固検査
・超音波検査
・個別相談
の6つのコーナーを設置しました。

参加者は、それぞれのコーナーを巡りながら、臨床検査技師が行うさまざまな検査を体験しました。

凝固検査のコーナーでは、液体が約20秒で固まる様子を目の前で観察。「すごい!」という驚きの声も上がり、参加者は検査の仕組みに興味を示していました。

また、顕微鏡観察のコーナーでは、血液中に存在する単球、好中球、好酸球、リンパ球、好塩基球などを観察。その後、口腔内の上皮細胞を採取してスライドガラスに載せ、自分自身の細胞を顕微鏡で観察する体験も行いました。

普段の生活ではなかなか触れる機会のない検査を実際に体験することで、参加者にとって臨床検査技師の仕事をより身近に感じる機会となりました。

今回のガイダンスでは、学生たちが企画段階から準備、当日の運営までを担いました。中高生に検査の内容を分かりやすく説明したり、体験をサポートしたりするなかで、学生たちはこれまでの授業や実習で身につけた知識や経験を、実際の場で生かしました。

参加した中高生からは、
「母がSNSでこのイベントを知り、「参加してみたら?」と勧めてくれたことがきっかけで参加しました。自分の口の中の細胞を観察する体験は、学校ではなかなかできないので、とても貴重で楽しかったです。臨床検査技師という職業にも、ますます興味がわきました。」
といった声が聞かれました。

また、企画・運営に携わった学生からは、
「普段から授業で使用している器具を使って、中高生に検査について説明しました。自分たちにとっては普段から触れている器具でも、中高生にとっては初めて見るものも多く、どのように伝えれば興味を持ってもらえるのかを考える機会になりました。実際に体験してもらうことの大切さを改めて感じるとともに、このような場に関わることができてよかったです。」
と、今回の取り組みを通して得た学びや今後への思いが語られました。

今回の取り組みは、学生たちにとって、約2年半にわたる学びや実習で培ってきた知識と経験を生かしながら、臨床検査技師の魅力を次世代に伝える貴重な機会となりました。

学会を通して、学生・教員が幅広く活動

このほか学会では、文化講演会として、第一会場の能楽ホールで本学雅楽部が管弦「平調音取」をはじめ、謡物や舞楽を披露。参加者は本格的な演目に引き込まれていました。

一般演題では、本学臨床検査学科4年次生の橋口斗真さん(奈良県立奈良北高校出身)をはじめ、計4名の学生がそれぞれの研究成果を発表しました。
また、日本臨床検査技師会企画「学生フォーラム」では、「みんなで描く、臨床検査技師の未来」をテーマに、学生が座長・演者を務め、臨床検査技師の未来について意見を交わしました。
さらに、医療学部長の小松方教授、および学科主任の畑中教授による教育講演も行われるなど、本学の学生・教員が多数参加し、学会は盛況のうちに幕を閉じました。

学びを地域・社会へ

医療学部では今後も、中高生を対象に、学校帰りにも参加できる「放課後オープンキャンパス」や、10月17日には地域の皆さまを対象とした「まちの保健室」の開催を予定しています。
学生たちは、これまでの学びを生かしながら、臨床検査を通した地域・社会への貢献活動にも積極的に取り組んでいきます。
今後も、天理大学医療学部の学生たちの活躍にご期待ください。

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