医療学部臨床検査学科 教授 西川 武
当研究室では、臨床細胞診学および臨床病理検査学を基盤に据え、基礎研究から臨床応用までを一貫して見据えた研究を展開しています。現在は、循環腫瘍関連細胞(C-TACs)の高精度な検出法の開発や、LBC法(液状化検体細胞診)を用いた標本作製技術の改良、さらには細胞形態の保持と追加解析を両立する高効率な検査手法の確立を主要な柱とし、限られた検体から最大限の情報を引き出すことで診断精度の飛躍的な向上を目指しています。特に、子宮頸部および子宮内膜細胞診における形態学的所見の追求と免疫染色の応用研究に注力しており、臨床現場で生じる「素朴な疑問」を学術的な問いへと昇華させ、実務を改革しうる新たな知見へと発展させることを研究の本質としています。こうした探究のプロセスを、学びと地続きの営みとして臨床・教育と有機的に結合させることで、基礎と臨床の橋渡しを担う、実践に根ざした研究体制を構築しています。
