韓国・朝鮮語学科の学生が「韓国民画協会 展示会 2026」に通訳ボランティアとして参加 2026.04.27 国際学部韓国・朝鮮語学科キャリア・資格・就職支援社会連携地域・企業との連携受験生の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ企業・一般の方へ

4月9日から11日にかけて、ギャラリー天平ならまちにて開催された「時を超えて響く、彩りの物語 韓国民画協会 展示会2026~伝統とモダンが交差する、韓国の美の世界~」に、天理大学 韓国・朝鮮語学科の教員と学生が通訳ボランティアとして参加しました。

「民画(ミンファ)」は、韓国の暮らしの中から生まれ、長く受け継がれてきた伝統絵画です。幸福や長寿、厄除けといった人々の願いが、鮮やかな色彩と親しみやすいモチーフで表現されています。
本展示会は、「韓国民画協会」主催、「株式会社呉竹」協賛のもと、初めて奈良で開催され、民画作家イ・ギスン(이기순)氏による作品をはじめ、韓国民話にもたびたび登場する「虎」を題材とした作品など、物語性と現代的感性が融合した民画の世界が紹介されました。

株式会社呉竹と天理大学は、2024年5月に包括連携協定を締結しました。中国語学科学生のインターンシップを通じたキャリア形成支援をはじめ、教育や地域連携の分野で取り組みを進めてきました。
今回の通訳ボランティアは、「地域の観光・産業振興および地域社会の活性化」を目的とした取り組みの一環として実施され、学生が大学で培った語学力を実践的に活用する貴重な学びの機会となりました。

展示会に先立つ4月8日の開会式オープニングセレモニーでは、韓国・朝鮮語学科の教員と学生が通訳を担当し、韓国民画協会関係者のメッセージを来場者へ丁寧に伝えました。

4月10日には、株式会社呉竹本社にて工場見学および体験会が行われ、ここでも学生と教員が通訳として活躍しました。

参加者はまず、墨づくりの工程や素材についての映像を視聴しました。この映像には教員監修の下で学生が制作した韓国・朝鮮語の字幕が付けられました。その後、呉竹スタッフより、「奈良墨」の特徴や、墨づくりにも大きく影響する「水の質」や「気温・温度」など、細やかな説明を受けました。これらの説明は、韓国・朝鮮語学科の高地朋成教授が一つひとつ丁寧に通訳し、参加者から寄せられる質問にも対応しました。

体験会では、「墨のすりくらべ」「棒絵具の色くらべ」「にぎり墨体験」の3グループに分かれて実施されました。

「墨のすりくらべ」「棒絵具の色くらべ」では、韓国・朝鮮語専攻の井谷咲多さん(4年次生・久御山)が通訳を担当し、体験方法の説明を韓国語で行うとともに、用具や工程に関する質問にも臨機応変に対応しました。参加者の表情や反応を見ながら積極的に声をかける姿からは、主体的に交流を深めようとする様子がうかがえました。

墨棟(墨の製造工場)で行われた「にぎり墨体験」では、後藤幹弥さん(2026年3月卒業・現科目等履修生・建国)が通訳を担当。制作工程の説明に加え、「職人の方のサインが欲しい」といった参加者からの突然の要望にも柔軟に対応し、これまでにない温かな交流の場が生まれました。全員のサインが揃った後には、その場で記念撮影が行われるなど、終始和やかな雰囲気のなかで体験が進められました。

天理大学では今後も、学生が大学で培った語学力や専門性を社会の中で発揮できる機会を広げるとともに、地域や企業との連携を通じて、文化交流や地域貢献につながる取り組みを積極的に展開していきます。

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