本学学生の不祥事に関するご報告と対応について 2025.07.02 その他

このたび、本学ラグビー部員が違法薬物である大麻を所持していたこと等が判明し、関係者の皆様、地域の皆様、そして本学に関心を寄せてくださる皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。

本件に関し、6月11 日に捜査当局によってラグビー部員2名が逮捕された事態を深刻に受け止め、本 学では、事案判明当日(6月11日)に対策本部を設置し、警察の捜査に全面的に協力するとともに、本学においても主体的に事実関係等の調査を行い、 再発防止策をはじめとする対策についての検討を進めてまいりました。

その後捜査当局による尿検査等の結果、他の部員については、大麻の所持等が疑われる所見は認められておりません。

本学が独自に実施したラグビー部員全員への任意の尿検査の結果は、検査対象者全員が陰性であり、 並行して進めた部員及び関係者への聴取等の調査におきましても、現時点までに、 法令違反が疑われる新たな情報は確認されておりません。
当該学生については、明らかとなった事実を踏まえ、学則に基づき厳正に処分いたします。
そして、現時点での対応として、以下の処分を決定いたしました。
・ラグビー部に対する、7月末までの活動停止処分
・ラグビー部部長の解任および監督の3か月間の職務停止、ならびに他の指導者に対する厳重注意処分

本学としましては、今後、背景事情を含めた本件の全容についての調査・検証をさらに進め、 調査報告書を作成のうえ、再発防止を徹底し、信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります。

再発防止に向けては、今後も不断の努力を続け、必要なアップデートを重ねる所存ですが、現時点までに決定している取組みは以下のとおりです。
・ラグビー部員全員を対象としたコンプライアンス研修の実施
・寮の管理体制の再構築
・匿名相談窓口の設置
・全学的なコンプライアンス研修の強化
また、ラグビー部員に対しては、メンタルケアを含む学生相談を実施し、継続的な支援を行っております。

本件により、学生や関係者、そして、地域の皆様や本学に関心を寄せてくださる皆様にまで不安や不信を与えてしまったことを重く受け止め、信頼の回復と再発防止に向けて、全学を挙げて取り組んでまいります。

2025年7月2日
天理大学 学長 永尾比奈夫

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