「急性期看護」と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
急性期とは、病気や手術の直後など、身体の状態が大きく変化しやすい時期のことです。このような時期の患者さんに対して、的確かつ迅速に看護を提供するには、専門的な知識と高い観察力、そして何よりも丁寧な関わりが求められます。
昨年度に引き続き、今年度も8名の模擬患者ボランティアの皆様にご協力いただきました。模擬患者の方々には、病衣だけでなく、点滴・酸素投与・ドレーン・膀胱留置カテーテルなどを実際に装着していただき、手術直後の患者さんをリアルに再現していただきました。



学生たちは、観察や問診を通して患者の状態を把握し、回復に向けたケアをどう提供するかを真剣に考えながら演習に臨みました。
演習を通して、準備してきたことが活かせた場面もあれば、思うようにできなかったこともありましたが、ひとつひとつが大切な学びにつながっていました。
執筆者:医療学部看護学科 佐野真樹子