【教員コラムNo,32】
“笑顔の人だすけ”から、人と人への 繋がりへ 2026.03.06 医療学部受験生の方へ在学生の方へ在学生保護者の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ企業・一般の方へ # 医療学部# 看護学科# 教員コラム

 毎月配布される天理いきいき通信を手に取り、ある言葉が目に入った。それは「笑顔の人だすけ」であった。「人だすけ」は、「自分なんかにはとても」と構えてしまい特別な人にしかできないと、つい思ってしまうが、誰かに笑顔を届けて相手の心に喜びが生まれたら、小さなことであるが「立派な人だすけ」であると記載されていた。なるほどなあーと、難しく考えなくても、笑顔は誰にでも、自分の体に備わっているものなので、いつでも、どこでもできることだなあーと思う、心に余裕がないときにこそ、笑顔の人だすけを意識したい。

 2025年度は「天理大学創立100周年記念」の年であり、人とのつながり・一手一つなど、皆で力を合わせて物事に取り掛かる年であると私の中で思っている。看護学科3年生の高齢者看護学実習Ⅰでグループホームでの一日実習があった(写真①)。学生は入居者さんとの触れ合いをとおし、この施設では家のように過ごされ穏やかでその人なりの自由が見える。認知症の人と見るのではなく、ひとりの人として関わることを、学生はスタッフから自然と学び、「認知症の人ってという先入観を持ってみない自分がいた」と学びを発表していた。一日の実習であったが、少しでも実際の場を体験することの大切さを改めて実感した。また、看護学科4年生の高齢者健康増進論の講義では、認知症である当事者の方より、オレンジプロジェクトなどの取り組みの中心的存在となり、現在活動されるまでの困難な道のりや、そこで出会った看護師の関わり、“ちょっとした声掛け”、特に“笑顔に救われる”という体験を語られた。今年2月に私は、認知症サポーターの育成を担う役割がある「キャラバン・メイトの研修」を受けた。様々な職域・行政・地域の方々と「認知症の人を地域で支える、その対応と養成講座の企画」をグループで話し合い、様々な方々との交流を通し、日頃からの困りごと、いろんな考え方・アイデアなど楽しく多くの学びを得た。

 毎年行われるRUN伴(ランとも:認知症の人やその家族、支援者がタスキをつなぎ、ゴールを目指すイベント)にも参加(写真②)し、“笑顔の人だすけ”と、人と人とを繋ぐ架け橋になりたい。

執筆者(医療学部・看護学科 伊藤咲・助教)

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