
2025年12月26日、天理大学キャリア支援課内のキャリアテラスにおいて、「賃貸のマサキ」(正木商事株式会社・奈良市三条大路5-2-40)と本学による「地域創生プロジェクト」インターンシップ報告会を開催しました。
本プロジェクトは、地方創生・地域貢献に注力する正木商事株式会社の提案により、キャリア科目「インターンシップ1」の一環として2017年から実施しており、今回で8回目を迎えます。
今年度は、人文学部心理学科1年次生の青山尚揮さん、宇堂颯馬さん、社会福祉学科1年次生の宮本和樂さん、矢野さくらさんの4名が参加しました。
6月10日のキックオフミーティングでは、今年度のキーワードとして「誰にとっても使いやすい部屋」を意味する「アクセシビリティ」が発表され、心理学や社会福祉学の視点から「部屋」や「住宅」のあり方を考えることが求められました。
その後、学生たちはリフォーム物件や家具の見学を行い、情報収集を開始。心理学科の青山さんと宇堂さんは「色彩心理学」に着目し、クロスやフローリングの色が人に与える印象や、違和感のない色の組み合わせを研究しました。
社会福祉学科の宮本さんと矢野さんは「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」について調査し、すべての人が使いやすい部屋づくりを目指しました。
報告会では、学生たちが対面やオンラインで重ねた議論の様子や、担当教員・企業スタッフからのアドバイスを受けながら進めた過程を紹介。12月には、玄関や台所まで工夫を凝らしたワンルームが完成しました。完成した部屋には、壁・床・天井の色彩調整に加え、押し入れをクローゼットに改装、ワイドスイッチへの交換、室内物干しや全身鏡の設置など、学生ならではの視点が反映されています。

報告会後には、正木商事株式会社の担当スタッフから「既にこの部屋の入居者が決まっている」との報告があり、学生たちに「コミュニケーションの大切さをこれからの人生に活かしてほしい」との言葉が贈られました。オーナーからも「学生の着眼点は素晴らしく、今後も広い視野で物事を見てほしい」との感想が述べられました。
報告会終了後には、制作したTikTokを参加者全員で視聴しました。
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天理大学では、今後も地域に根ざした企業との連携を通じて、学生が多様な経験と学びを深められる機会を創出してまいります。
参加学生コメント
宇堂颯馬さん(心理学科1年・桜井)
このインターンシップを通して、自主性を持って行動することの大切さを学びました。それに気づいたことにより、次に何をすべきかを常に考えるようになりました。今回のインターンシップでの学びを活かして、今後は、周囲に貢献できる人を目指していきたいと思います。
青山尚揮さん(心理学科1年・桜井)
今回の取り組みを通して、計画性をもって物事を整理する力と周囲と協力しながら物事を進めて成果を出す力を学べました。こうしたことを学業やこの先の就職活動に活かしていきたいと思います。
矢野さくらさん(社会福祉学科1年・天理)
インターンシップを通して、協調性の大切さを学びました。意見が合わない時も話し合いを重ねることで理解し合えることを実感しました。自分の意見を伝える際には、相手を尊重することが重要だと気づきました。今後も、自分の意見を大切にしながら他者の意見も尊重して取り組んでいきたいです。
宮本和樂さん(社会福祉学科1年・如水館)
話し合うことの大切さと主体的に行動する姿勢を学びました。意見を伝えることでメンバーとの絆が深まり、違いをすり合わせる過程が成長につながると実感しました。スタッフや先生の言葉も励みになり、貴重な経験となりました。今後もこの学びを活かしていきたいです。
プロジェクト担当教員 北垣智基准教授(社会福祉学科)コメント
1年次生4名は、入学後間もない6月から今日まで、非常に真摯に取り組んでくれました。このインターンシップで得た学びや経験は、心理学科や社会福祉学科での『対人援助』を目指した実習など、今後の学修に大いに活かされると期待しています。