第3回関西高校生スペイン語レシテーション(朗読・暗誦)コンテストを開催 2026.01.06 国際学部外国語学科教育・研究社会連携受験生の方へ受験生の保護者・高校教職員の方へ6つのCONNECT世界とつながる地域社会とつながる学生同士がつながる卒業生とつながる # スペイン語コース

 12月20日、天理大学研究棟第1会議室において、「第3回関西高校生スペイン語レシテーション(朗読・暗誦)コンテスト」(主催:天理大学外国語学科、後援:駐日スペイン大使館・天理市・奈良新聞社・朝日出版社・三修社・同学社・白水社)が開催されました。

 当日は、兵庫県立国際高等学校、神戸市立葺合高等学校、大阪府立泉北高等学校、関西創価高等学校、天理高等学校、奈良県立国際高等学校、奈良県立高取国際高等学校、奈良市立一条高等学校の8高校から、24名の高校生が参加しました。年々参加校・参加者が増え、スペイン語を学ぶ高校生たちの関心と学習意欲の高まりを感じさせる大会となりました。

寓話の世界を声と表情で表現―朗読・暗誦の挑戦

 朗読・暗誦の両部門では、今回新たにスペインの寓話をセレクトした課題文が用いられました。どの作品も、ユーモアや温かみの中に教育的なメッセージが込められており、発音やリズムに加えて、物語に込められた意味や登場人物の心情をいかに表現できるかが評価されました。参加者たちは、声の抑揚や間の取り方、視線や姿勢に工夫を凝らすだけでなく、場面に応じた身振りや表情を交えながら、寓話の魅力を存分に表現しました。

朗読の部入賞者
暗誦の部入賞者

大学生の力で支えられた大会運営

 当日は、本学外国語学科の学生で構成される「アルコイリス会」が、受付や会場運営、司会進行などを担当し、大会を円滑に支えました。中嶋安見(西伯語専攻4年・天理)さんがスペイン語で開会挨拶を行い、松下真弓(同専攻4年・阪南大学)さんがスペイン語で、中島道乃(同専攻4年・天理)さんが日本語でそれぞれ司会進行をおこないました。

講演と音楽で広がるスペイン語圏文化の魅力

 また、審査時間を利用したアトラクションの場では、山本匡史教授の紹介を受けて、本学の協定校サンティアゴ・デ・コンポステラ大学への留学生支援に長年携わってこられた、ガリシア州公認ガイドの堀いつこさんによる記念講演が行われたほか、杉山聡一氏(奈良新堀ギター音楽院生駒教室代表)夫妻によるフラメンコ・ギターの演奏が披露され、コンテストに華を添えました。

交流が育んだ「もっと学びたい」という思い

 コンテスト終了後の懇親会には、参加者や関係者が一堂に会しました。村橋龍斗(外国語学科スペイン語コース1年・宇陀)さんによる元気いっぱいの乾杯を合図に、にぎやかな雰囲気の中で交流が始まりました。オードブルやチュロスなどを囲み、各5~6人の小グループに分かれ、高校生、大学生、審査員、引率教員らが所属や立場を越えて語り合う姿が見られました。

 高校生からは、発音練習の工夫や暗誦に向けた試行錯誤、本番への緊張や葛藤、そしてやり遂げた達成感などが共有され、「他校の話を聞き、今後の学習の励みになった」といった前向きな声も聞かれました。引率教員からは、「みんなが確実に成長している姿を見ることができてうれしい」との温かい言葉が寄せられました。また、審査員からは「甲乙つけがたく、審査は非常に苦しかった」との振り返りがあり、参加者のレベルが年々確実に向上している様子がうかがえました。

 最後に、本学卒業生の会田広志さんが流暢なスペイン語で高校生たちの健闘をねぎらい、続いて山下宗次(同コース1年・天理)さんによる心のこもった挨拶が場を包み、懇親会は和やかな雰囲気のまま締めくくられました。

 天理大学では、これからもスペイン語教育の普及と次世代の学習者育成を目的として、高校生が日頃の学習成果を発揮できる場を継続的に提供していきます。本大会が、参加者一人ひとりにとって、スペイン語学習をさらに深める契機となることを期待しています。

(国際学部外国語学科 野口茂・橋本和美)

なお、入賞者は以下のとおりです。

朗読の部:

優勝 松本あかりさん(兵庫県立国際高等学校2年)

準優勝 小川柚葵さん(天理高等学校2年) 

第3位 荒田捺子さん(大阪府立泉北高等学校3年) 

特別賞 デイビス寧々さん(兵庫県立国際高等学校2年)

特別賞 古井颯心さん(関西創価高等学校2年)

暗誦の部:

優勝 浅田雛さん(兵庫県立国際高等学校2年)

準優勝 角村颯汰さん(兵庫県立国際高等学校2年) 

第3位 関川孔明さん(関西創価高等学校2年) 

特別賞 福本梨心さん(奈良県立国際高等学校3年)

特別賞 中出あかりさん(奈良県立国際高等学校3年)

入賞者には賞状や楯、副賞のほか、(株)志摩スペイン村様からペアパスポートが、(株)朝日出版社様、(株)三修社様、(株)同学社様、(株)白水社様からはスペイン語の参考書が、また本学の海外協定校であるメキシコのプエブラ栄誉州立自治大学(BUAP)からは記念品がそれぞれ贈呈されました。

ご後援いただいた関係機関ならびに高校の関係者の皆様、そして参加者お一人おひとりに心より御礼申し上げます。

審査委員 ファン・ロペス准教授のコメント

スペイン語レシテーションコンテストを、今年も盛会のうちに開催できたことを大変うれしく思います。審査員として拝聴しましたが、3回目を迎えた今回は参加者がさらに増え、発音の正確さだけでなく、リズムや間の取り方、表現力など、全体のレベルが確実に一段上がったと実感しました。緊張の中でも一語一語を丁寧に届けようとする姿勢に、教える側として大きな刺激を受けました。本大会が、高校生の皆さんにとって「もっとスペイン語を学びたい」という気持ちを後押しし、学びを継続するきっかけになれば幸いです。来年も多くの挑戦を期待しています。

関連リンク

ページ先頭へ