
天理大学国際交流センター室は、2025年度「国際参加プロジェクト報告会」を、お昼休みの時間を利用し、杣之内キャンパス(12月15日)、別所キャンパス(12月17日)、体育学部キャンパス(12月18日)の3会場で開催しました。
「国際参加プロジェクト」は、建学の精神に基づく「他者への献身」を国際的な舞台で実践する、天理大学独自の海外ボランティアプログラムです。2001年から活動を続け、これまでインド、フィリピン、インドネシア、中国、カンボジア、ネパールで活動を実施。タイでは2022年より現地活動を行っています。
2025年度は、国際学部・体育学部・医療学部から11名の学生が、8月19日から9月2日までタイで活動しました。
報告会では、学生たちが写真や動画を盛り込んだスライドを用い、劇やクイズ、スポーツなどを通して実施した教育支援や交流活動の内容を分かりやすく紹介しました。また、海外渡航が初めてでも、周囲のサポートや仲間と助け合うことで、次第に自信をもって活動できたことも伝えました。さらに、帰国後の振り返りを通じて感じたことや、自身の成長についても率直に語りました。
お昼休みで賑わう会場では、報告に耳を傾ける学生や、発表者の体験談に頷きながら聞き入る姿も見られました。


国際交流センター室では、全学部の学生が参加できる「国際参加プロジェクト」をはじめ、学内での国際交流イベントを今後も継続的に企画していきます。
参加学生コメント

桝井 夏美(医療学部看護学科4年次生)さん
「2年次生のとき、新入生向けの説明会で配布されたチラシを見て、このプログラムを知りました。参加前は、他学部の人とうまくやっていけるか不安でしたが、みんなでいろんな体験をするうちに仲間との絆が深まりました。
タイでの活動を通じて、現地の文化や人との関わりを深く知ることができ、すごく充実した国際交流になったと思います。看護学科の学びにも役立っていますし、将来は海外で働くことも視野に入れているので、新しい視点を得られたことは大きな収穫でした。
このプロジェクトは、学部や学年を超えて仲良く楽しく活動できる場です。不安に思うこともあるかもしれませんが、参加すればその気持ちはなくなります。ぜひ気軽に挑戦してみてください!」
2025年度「第22回国際参加プロジェクト」活動概要
- 天理大学の海外協定校「マハーサーラカ-ム大学」日本語学科の学生と共同ボランティア
- 小学校・中高等学校など教育機関への訪問・教育支援活動(桃太郎のタイ語劇、日本文化クイズ、スポーツ大会など)
- バンコクのスラム街支援団体や幼稚園への訪問
- タイ北部の山岳少数民族のための学生寮を訪問し、寮や学校にて教育支援活動
- 現地NGO「シーカーアジア財団」の協力を得て、山岳少数民族モン族の村にてホームステイ