天理大学中国語学科では毎年夏、中国語圏の地域に約3週間滞在し、現地で言葉や文化を学ぶ「海外語学実習」を実施しています。
これは本学科の必修科目として設定されている授業で、今年も中国語学科の2年次生を中心に、11名の学生たちが2025年8月4日に台湾へ出発しました。

台湾の桃園国際空港では、交流締結校の中国文化大学日本語文学系(日本語学科)の先生や学生さんたちが出迎えてくれました。
中国文化大学の学生さんたちは「小老師」として、日本人学生たちと同じ学生寮で生活をともにし、実習期間中を通して学生たちのサポートをしてくださいます。



実習のプログラムは約20日間、台北市にある中国文化大学で中国語や中華文化に関するレクチャーを受けるとともに、「校外学習」で台湾の街に出かけ、今の台湾社会を感じる体験をしました。









また、今回は2泊3日の予定で台湾南部の台南地域で「研修旅行」を実施し、台湾の歴史を知ることができる「国立台湾歴史博物館」や、伝統的な台南市街の街並みを歩き、歴史の奥深さを知ることができました。



学生さんたちは、日々の生活のなかで中国語を使ってコミュニケーションをはかったり、事前に調べた台湾社会に関する知識を基に現地のさまざまな社会状況に触れるなど、それぞれに貴重な経験をしました。
天理大学中国語学科では、この「海外語学実習」を通じて、キャンパスで学んだ語学力や知識を活かして現地社会を理解し、現地の人々と親密な交流を図るとともに、留学に向けた貴重な経験を得ることができます。
(中国語学科・教授 山本和行)