
8月26日、韓国・慶尚南道立南海大学で開催された「グローカル学術学会国際大学生発表大会」において、天理大学 森田実研究室チーム(学生8名)が見事「優秀賞(第2位)」を受賞しました。
本学では、全学部対象の「天理大学特別講義」を開講しており、企業や自治体と連携した実践的な授業も展開しています。人文学部の森田実特任准教授が担当する「観光コンテンツの造成と発信」「観光コンシェルジェの育成」もその一環で、今年度はこれらの授業を受講した学生を中心に8名の有志が集まり、発表大会への参加に向けて準備を進めてきました。
学生たちは、これまでの学びを活かし、発表テーマを「天理市における観光振興の取り組みについて」と設定。メンバー全員が韓国・朝鮮語を専攻しており、韓国に留学中の学生もいることから、プレゼンテーションは日本語と韓国語の両言語で行うことを早期に決定しました。
テーマ決定後は、天理市の観光課題や、天理大学の学生だからこそ提案できる解決策について意見を交わし、それぞれが担当箇所の原稿作成や資料編集を担当しました。森田特任准教授の指導のもと、何度も推敲を重ね、発表に向けた練習も繰り返し行いました。
天理大学は、「グローカル学術学会国際大学生発表大会」に初参加ながらも、半年間にわたる準備とチームワークの成果、そして、地域課題に向き合う学びの成果を国際舞台で発表し、優秀賞(第2位)という快挙を成し遂げました。


天理大学では、今後も自治体や企業との連携を通じて、地域活性化に貢献し、「持続可能な地域づくり」を担う観光人材の育成を目指して、実践的な授業を展開してまいります。