社会福祉学科が2025年度「社会福祉実習懇談会」「進路相談会」を開催 2025.05.19 人文学部社会福祉学科キャリア・資格・就職支援在学生の方へ在学生保護者の方へ6つのCONNECT地域社会とつながる卒業生とつながる # 学生生活# 高校教職員の方へ# 受験生の保護者の方へ# 受験生の方へ

 

天理大学社会福祉学科主催の「社会福祉実習懇談会」と「進路相談会」が、5月14日、杣之内キャンパス4号棟にて、実習受け入れ施設や機関の方々をお招きして開催されました。

まず、「社会福祉実習懇談会」全体会が行われ、社会福祉学科主任の渡辺一城教授が登壇しました。渡辺教授は、2024年度の改組で「専攻」から「学科」へと昇格したことに触れ、現在、社会福祉を学ぶ学生が増えていることを紹介し、「実習を受け入れてくださっている皆さまのご協力のもと、年々充実した学びが提供できており、心から感謝申し上げます」と謝意の意を伝えました。
また、令和6年度の年次報告や、近年の国家試験受験状況などについても説明しました。

続いて、松原浩一郎教授が登壇し、「天理大学の実習実務の変更点について」と題して概要報告を行いました。松原教授は、「本学社会福祉学科では、実習の充実を目指してさまざまな改訂を行っている」と前置きしたうえで、特に今年度秋からの実習に関わる変更点について、資料を用いながら説明を行いました。

その後、本学の特色ある学びについて、「国際参加プロジェクト」「ホースセラピー事業」について紹介されました。

「国際参加プロジェクト」について、関本克良教授が、学生が作成した動画を紹介しながら、今年2月に行われた同プロジェクトの説明を行いました。関本教授は、「1人でも多くの学生に海外体験してもらいたい。そうした体験から得た国際感覚を、将来、社会福祉をはじめとする現場で活かしてもらいたい」と話しました。

次に、種村理太郎准教授が「ホースセラピー事業」について説明しました。種村准教授は、同事業の授業は、在学生のみならず、一般の方も「科目等履修生」として受講できることを紹介しました。そして、リハビリテーション専門職「理学療法士」「作業療法士」の資格を持つ教員がこちらの授業を担当していることも紹介しました。

全体会の後、4つの領域(障害・児童・医療機関/高齢・精神保健福祉)で6つのグループに分かれて懇談会が行われました。各グループには、同学科教員が司会者として加わり、各施設や機関の担当者が、それぞれの施設で行われている取り組みや実習内容について報告しました。
「限られた実習期間なので、学生さんが学びたいテーマが設定できるようにしていきたい」、「大学の先生とも連携をとりながら、実習中、学生さんといい関係が気づけるように取り組みたい」など、実習にまつわる話題が各グループで出され、教員を交えてこれからの進め方などについてさまざまな意見交換がなされました。

その後、同会場に36のブースが設けられ、「進路相談会」が行われました。「進路相談会」には今年度実習予定のある学生をはじめ、社会福祉を学ぶ学生など、約50人が参加しました。
学生たちは興味のあるブースを回り、各施設・機関の担当者は、写真やパンフレット、事業所で作られた作品などを手にしながら、活動内容などについて説明を行いました。学生たちは、メモをとりながら担当者の説明を聴いたり、疑問に思うことを積極的に尋ねたり、「進路相談会」は今後の実習や卒業後のキャリアに結び付く有意義な場となりました。

天理大学社会福祉学科では、今後も実習指導の現状や課題について、施設や機関と情報共有を行い、学生の学びをより充実させる催しを企画実施する予定です。

社会福祉学科主任 渡辺一城教授コメント

昨年度に引き続き今年も多くの実習施設・機関の担当者の方々に参加していただきました。ご参加いただいた担当者のうち約2割が本学社会福祉専攻の卒業生であり、学生にとっても、活躍する卒業生の姿を見て卒業後の進路をイメージする良い機会になったのではないかと思います。

関連リンク

ページ先頭へ