明治の昔、封建社会から近代国家へと変貌した時代。新たな日本を夢見た若者たちが、それぞれの立場で文化を花咲かせました。夏目漱石・正岡子規・森鷗外の三人も、近代文学の先駆者として、多大な影響を及ぼしています。
彼らの没後百年あまりを経て、本年の展覧会では、天理図書館が所蔵する多数の近代文学資料より、漱石・子規・鷗外の自筆原稿類を中心に展示することとしました。作家自らの手書きによる原稿は、その作家や作品研究のうえにおいて第一級の資料です。様々な推敲跡や編集による書き入れ等、紙面からは今も彼らの息づかいが聞こえるようです。
同時代を生きた三人が、ときに関わりを持ちながら、どういう人生を送ったのか。展示された様々な文学作品を通じて、その一端に触れていただければ幸いです。


会 場
天理ギャラリー(東京神田)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-9 東京天理ビル9階
日 時
2025年5月18日(日)~6月15日(日)
9:30〜17:30(入場は17:00まで)
会期中無休
入場料
600円(高校生以下無料)
チケット購入方法
会場にて購入
対象者
研究者・一般
主 催
天理大学附属天理図書館
お問い合わせ先
天理大学附属天理図書館
0743-63-9200
詳細はこちら
・天理図書館ホームページ