
臨地実習を全て終えた4年生が、これまでの経験と知識を総動員して臨む「臨床判断能力の探求」という科目があります。この科目では設定された看護場面に学生が看護師として参加します。今回は「出産を終えたお母さんの状態が急に悪くなった」という母性看護学の演習です。

演習が始まった際に感じた「あれ?何か変だぞ」という違和感を元に、患者さんの反応や示される情報を集めて「何が起こっているのか」「何をすべきか」を考えて実践していきました。終了後には自分たちの実践の良かった点だけでなく、悪かった点も話し合うことで、自分たちの看護についてじっくり考える時間となりました。
執筆者(医療学部・看護学科 永田阿子・講師)