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(株)モンベル会長辰野勇氏と行く立山三山縦走路登山を実施

「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の新たなる事業としてインターンシップ登山を実施

天理大学は平成24年度から、文部科学省が推進する「産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」に滋賀・京都・奈良の16大学と共に採択されて、各種事業を進めている。このたび新たなる事業として、アウトドア総合ブランド(株)モンベルの全面的な協力を得て、インターンシップ登山として「(株)モンベル会長辰野勇氏と行く立山三山縦走路登山」(主催:天理大学 協力:(株)モンベル)を9月6日から8日に実施した。

これは、「2泊3日の高山登山をやり遂げる上で、各人が自らの体力、技術、嗜好(しこう)などに応じて衣食住を準備することで、基本的な生命の安全を図ることなど、自己の管理と責任のもと行動することを学ぶ。それとともにチームのメンバーで助け合うことによって、個としての生きる力とチームで協力する力を養う。さらに指導に当たる天理大学客員教授でもあるモンベルの辰野会長から野外活動を通して企業人、社会人としての心構えなどを学ぶ」ことを目的としている。

事業計画

  • 第1回研修(7月14日・モンベル本社) 事業説明=登山の基礎知識の学習・登山装備の扱い方・会社見学
  • 第2回研修(8月25日・生駒山麓公園) デイキャンプ=テントの設営・食事調理指導
  • 立山三山縦走路登山(9月6日~8日) 立山雷鳥沢をベースキャンプとして、立山三山を縦走

事前に2回の研修を重ねて心も技術も装備もスキルアップして臨む

今回の事業には7人の学生が参加(天理大学3人、滋賀大学1人、天理医療大学2人、信州大学1人)した。7月14日にモンベル本社で第1回研修として事業説明、登山の基礎知識、登山装備の扱い方、会社見学を、8月25日に奈良県生駒山麓公園にて個人装備やザックの使い方、登山靴の履き方、テント設営などの実技の指導をモンベルスタッフから受け、9月の本番に臨んだ。
 

今回の事業目的を表したサークルキャンプ

今回のテーマである自己責任の趣旨に則って、各自で食料、装備を背負って立山室堂に現地集合した参加者。さっそく眼前に広がる立山の山並みを楽しみつつ、辰野会長を先頭に2泊3日の装備・食料でいっぱいのザックを背負って宿泊地である雷鳥沢キャンプ場へ。

到着後、辰野会長の発案で各自のテントを、入り口を中にして円形に設営し、各自がメンバー全員の顔を見ながら食事や話し合い、辰野会長によるロープワーク指導などを行う場となった。結果としてこの設営方法は、今回の事業目的である「個としての生きる力とチームで協力する力を養う」を体現するものとなり、発案者の辰野会長が「サークルキャンプ(メソッド)」と名付けた。

雷鳥の見送りを受けて立山縦走へ。素晴らしい展望と辰野会長の笛の音

2日目の9月7日午前6時、昨夜からの雨も上がった霧の中、キャンプ場を出発。途中雷鳥の親子の見送りを受けて標高2705㍍の一ノ越を経由して2991㍍の雄山を目指す。雄山への急阪を登り切ったころから霧の切れ間に山々が望めるほど天候も回復。

稜線歩きの途中にある大汝(おおなんじ)休憩所は、今年上演された映画「春を背負って」の「菫(すみれ)小屋」の舞台で辰野会長も出演。当時を振り返り参加者一同に辰野会長が横笛の演奏を披露し、さわやかな一時となった。その後、辰野会長の指導の下、富士の折立にある雪渓でロープを使っての雪上歩行でアルペン気分を味わったり、別山ではそびえ立つ剱岳を眼前に、辰野会長の笛の音を聞きながら黙想したりと、3000㍍の世界を心身共に味わい、午後3時頃に無事キャンプ場へ帰着した。

3日目朝のサークルキャンプならではの辰野会長の話

3日目の朝食での辰野会長の話は、今回のインターンシップ登山の総括となった。

  • モンベルの社風は自立心、自己責任。 
  • 自然の中では頼る者は基本自分しかいない。
  • やっていることは全部自分の選択で動いている。今回きつい山登りをしたのも自分が行こうと思ったから登ったわけ。だから不平不満を言っても全然楽しくないし、どんな状況にあってもこの道は自分が選んだ道だと思い返すこと。 
  • 幸せはそのプロセスにある。どこまで行ったかではなく、どう歩いてきたかが大事。人生が終わるときに自分の人生のカレンダーにどれだけ今日は幸せだった丸をつけられるかが人生のクオリティーだ。 
  • 私は失敗という概念を持っていない。自分が失敗と思った瞬間に完結してしまうので、不都合と思い直している。不都合であれば是正していけるから。 
  • 何事も自分の目で確かめない限りは判断しないこと。風評、イメージ、自分の思い込みの固定概念はなるべく持たないこと。

聞き入る参加者にとってはまさに人生の宝となった話であった。

この後テントを撤収し、室堂山に登山。そこでも雄大な北アルプスを眺めながら辰野会長の経験談と横笛の演奏を聴いた後、岩と遊んで今回のプログラムを終了し、各自帰途についた。

参加者の声

○中白有紀(天理大学人間学部3年)
野外活動という非日常が新鮮で楽しかった。「やってみないと分からない。失敗は無く、それは経験となり次につながるもの」(辰野会長)という物事のとらえ方を学んだ。

○田代了大(天理大学文学部4年)
企業のトップの方と3日間過ごし、いろいろな話を聞けたことが良かった。辰野さんの「登山には哲学がある」という言葉が印象に残った。

○井澤明利(天理医療大学看護学科1年)
別山での黙想が印象に残った。剱岳を眼前に自分一人で考える時間、一人だけの時間がすごくためになった。その場所をかみ締め、ゆっくりと考えられた。

○清 彩子(信州大学経済学部3年)
今回特別参加だったが、辰野会長の企業人としての姿勢や発想力から本当に多くのことを得られた。

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