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 【考古学・民俗学専攻】

国内最大の前方後方墳「西山古墳」の3次元超精密測量図を作成

 考古学・民俗学専攻と附属天理参考館を中心とする「杣之内古墳群研究会」は、4月25日、前方後方墳としては国内最大の国史跡、西山古墳の3次元レーザースキャニング測量(3月13日〜15日)により得られたデータを基に作成された3次元立体図を公表した。

 3次元レーザースキャニング測量は、従来の測量に比べ情報量が飛躍的に多い最新の測量技術で、3次元立体図は、同調査で実績のある国際日本文化研究センター副所長の宇野隆夫教授のチームと共同調査により作成されたもの。

 西山古墳は、墳丘上に樹木などの障害物がなく、レーザースキャニング測量に適した古墳であることから今回の調査の実施に至った。

 同古墳に関しては、1969(昭和44)年に附属天理参考館が作成した等高線間隔1メートルの測量図があったが、現在の研究レベルでは十分な精度とは言えないため、より精度の高い測量データが求められていた。

 今回の発表は、調査で得られた約1.35億点の3次元座標データ(点群データ)の解析が一定の段階に達したことにより行われたもので、調査チームは今後もデータ処理を続行し、さらに精度を上げて行く予定。

他の古墳との比較により、当時の権力関係の把握にも役立つ

 西山古墳は天理市杣之内町に所在する大型の前方後方墳で、学校法人天理大学の敷地内にあり、昭和2年に国史跡に指定。前方後方墳としては国内最大の同古墳は、一般的な前方後方墳とは異なり、前方後方形の下段に前方後円形の上段が重なる特異な墳形をしており、採集された埴輪やわずかに伝えられる副葬品の情報から、古墳時代前期後半の古墳と考えられている。

 古墳時代前期には、同古墳の属する杣之内古墳群からやや南に離れ、大王墓が継続して営まれたオオヤマト古墳群があるが、西山古墳は、それらの古墳との関係も注目されている。

 調査メンバーの一人、考古学・民俗学専攻の小田木治太郎准教授は、「今回の測量により得られた詳細なデータは、古墳の詳細を客観的に証明できるデータとして貴重なもので、この精密なデータを基に他の古墳との比較を行いその類似性を探ることにより、当時の権力関係を探ることなどにも活用できる」と語った。

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