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 【文学部】

イスラエルのテル・レヘシュ遺跡第4次調査、土製の仮面などが出土!

テル・レヘシュ遺跡第4次調査団
カナーン人の特徴を示す土製の仮面

 8月3日より約1ヶ月間、天理大学、立教大学、慶応大学他総勢約60名の調査団(天理からは、置田雅昭教授、桑原久男教授など計10人が参加)がイスラエル、テル・レヘシュ遺跡にて第4次発掘調査を行った結果、紀元前12~同11世紀ごろのものとみられる土製の仮面等が見つかり、この遺跡の都市構造、当時の暮らしぶりや宗教的性格などが明らかになってきた。

オリーブ油を絞るための円筒形の施設

 テル・レヘシュ遺跡は、イスラエルの首都エルサレムから北約100㎞にある都市遺跡(紀元前3300年~同600年頃)。2006年春から4回目となる今回の調査では、遺跡全体の測量も行った。その結果、丘陵部の上に位置する「アクロポリス」だけでなく、それを取り囲む「上の街」全体、さらに丘陵部の下に位置する「下の街」の遺跡も城壁に囲まれていたという都市の全体像がわかってきた。

 また、以前より発見されていた街の入り口にあたる城門が、石敷きの床や排水溝などを備えているといった細かな構造も明らかになり、さらに、円筒形の石組みの施設がオリーブを絞るための施設であり、この地の住民がオリーブの生産・加工を行っていたという、当時の暮らしぶりもより鮮明になってきた。その他、鉄器時代の人工的堆積が多く見られる「下の街」では、魔よけに使用したと見られる土製の仮面も出土した。カナーン人の特徴を示すこの仮面は、遺跡のユダヤ教以前の土着の宗教との関わりをうかがわせる。

 今後は、この「下の街」を中心に調査を行う予定。桑原教授は、「現在は鉄器時代の発掘が中心だが、さらに古い青銅器時代のエジプトやエーゲ海のミケーネ文明など周辺地域の関わり合いもより深く調査していきたい」と語った。

テル・レヘシュ遺跡全景

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