令和7年6月11日に本学ラグビー部に所属する学生2名が逮捕されるなど、麻薬及び向精神薬取締法(麻薬取締法)違反の事案につきまして、皆様に多大なるご心配をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます。
かかる深刻な事案に対しましては、現在、警察が進めている捜査に全面的に協力する他、本学におきましても主体的に調査を行い、教育機関として根本的な対策をとらなければならないと判断しています。そのため、6月11日に本学での対策本部を設置し、事実関係の把握と再発防止に向けての取組みを進めてまいりました。
以下に、現時点での対応状況および今後の方針についてご報告いたします。
○6月11日、全ラグビー部員を対象に本学職員による学生相談を実施し、事案の概要説明と注意喚起を行いました。
その後、6月19日・20日、全ラグビー部員を対象に本学職員によるヒアリング及び、希望者へのメンタルケアを含む再度の学生相談を実施し、事実関係の把握に努めています。
〇6月19日、ラグビー部よりの申し出による全ラグビー部員対象の尿検査を実施し、簡易検査の結果は、検査対象者全員が陰性でした。
なお、検査方法については事前に捜査当局に相談し、検査結果についてもすべて当局に報告いたしました。
○6月26日に、全ラグビー部員を対象に、顧問弁護士による「コンプライアンス研修会」を実施しました。(また、全学的な注意喚起のための研修会等の実施も予定しております。)
引き続き捜査当局に全面的に協力するとともに、教育機関としての社会的責任を重く受け止め、誠実かつ透明性のある対応を徹底してまいります。
今後も随時ご報告をさせていただきますが、皆様に多大なるご心配をおかけしておりますことを再度お詫び申し上げます。
2025年6月27日
天理大学 学長 永尾 比奈夫