
10月19日、天理大学医療学部臨床検査学科は天理駅南団体待合所にて「まちの保健室」を開催しました。
「まちの保健室」は、医療学部が2019年度より継続して実施している地域貢献活動で、今年度は臨床検査学科が主催し、天理大学創立百周年事業の一環として開催されました。今回は、幅広い世代が楽しみながら参加できるよう、さまざまな工夫を凝らした企画が展開されました。
「検査体験コーナー」の「かるたで学ぶ!はたらく細胞と寄生虫」は、かるた形式を通じて細胞や寄生虫の働きを楽しく学ぶ機会を提供。「クイズ ミクロの世界」では、○×クイズで体のしくみを楽しく学び、顕微鏡でのぞいた細胞の不思議を紹介しました。


「検査技師のお仕事体験」では、参加者は白衣を着用し、尿検査やPCR検査など、検査技師の仕事を実際に体験。専門器具に触れる初めての体験に、参加者は興味津々の様子で、学生や教員が丁寧に使い方を説明しました。




毎年好評の「健康測定コーナー」では、体成分分析装置“In Body”を用いた栄養状態や筋肉量、脂肪量の測定に加え、骨密度や肺活量などを簡単に測定することができました。測定後は、学生らが結果の見方や生活習慣改善のポイントをわかりやすく説明しました。
今年はこちらのブースに体育学部 体力学研究室も参加し、「脚筋力」「移動能力」「握力」などの測定を通じて、日常生活に運動を取り入れることの重要性を紹介しました。





10月8日~19日の期間には、天理駅南団体待合所にて【肝臓】をテーマにしたポスター展示を実施。肝臓の働きや健診結果の見方、臨床検査技師の役割について紹介しました。
今回の「まちの保健室」は、臨床検査学科4年次生が中心となって企画・運営を担当。1~3年次生も多数ボランティアとして参加し、教員とともにイベントを盛り上げました。
当日は、200名を超える多世代の来場者が訪れました。学生・教員が親しみやすく声をかけながら丁寧に対応する姿が見られ、地域の健康づくりに貢献する場となりました。


また、会場前のコフフン広場では「てんだいフェスタ」も同時開催され、1日を通して多彩なイベントが楽しめる機会となりました。


天理大学医療学部では今後も、ケガや病気の予防、健康増進に関するイベントを通じて、地域社会への貢献を続けてまいります。