9月7日(日曜日)別所キャンパスにて、医療学部臨床検査学科のオープンキャンパスが開催されました。参加者は、高校生7名でした。


今回の臨床検査学科の体験実習は「PCR体験!自身の手で遺伝子を操ってみよう」をテーマに開催しました。
はじめに、病原体から医療従事者の身を守る個人防護具(PPE)であるガウン、ゴーグル、手袋の装着を体験しました。在学生が着用のコツや注意点をレクチャーし、慣れない動作に少し戸惑いながらも、初めての装着に記念撮影を楽しむ姿が印象的でした。



続いて、検体採取モデルを使った鼻咽頭スワブによる検体採取を体験。スワブをどこまで挿入しているのか、鼻腔から咽頭までの解剖学的な構造についても模型を使って解説しました。
検体採取の後は、マイクロピペットを用いたPCR反応液の調製にチャレンジしました。目を凝らさなければ見ないほどの微量な試薬を、在学生のサポートを受けながら正確に扱い、臨床検査技師の大切な役割を実感していただきました。
最後はPCR装置を見学し、DNAが増幅されるしくみをアニメーションで紹介しました。


参加してくださった高校生にとっては、在学生との交流を通じて臨床検査の世界や大学生活の魅力を体感し、本学科での学びや臨床検査技師としての将来像を具体的にイメージすることで、進路選択の大きな助けとなったことと思います。
(医療学部臨床検査学科 助教 福岡知也)
そのほか、今回は無料の学食体験もありました。メニューは、うどん、カレーと唐揚げ定食でした。


ボランティアとして参加した学生からのコメント
臨床検査学科1回生 中南琴葉
大学を決めるにあたって参考にする一つとしてオープンキャンパスに参加し、実際に雰囲気やどのような学習を行っているのかを知った上で大学を決めて頂いたりするので少しでもそのお手伝いができればいいなと思い参加しました。今回で4回目の参加になりますが、毎回学生の方々が熱心に体験をされていたり、普段触れる機会のない検査器具に興味を持って頂けている姿がとても印象的でした。この経験が参加者の皆様の進路選択に少しでも役立てられていたら嬉しいです。