雅楽部は、7月27日(日)に奈良公園バスターミナルレクチャーホールにて開催された、「奈良県×ウズベキスタン・サマルカンド州友好交流フェスタ2025」に出演しました。
奈良県とウズベキスタン共和国サマルカンド州は、両県州の友好協力の発展と両県州民の相互理解を目的として、2021年友好提携を締結し交流を深めてきました。
今回は両国の伝統音楽や舞踊等を通して文化交流を図るイベントとして、大阪・関西万博会場と県内会場の2カ所で開催されました。27日日曜日、県内会場の奈良公演バスターミナルレクチャーホールのステージに立った雅楽部は、平調「越殿楽」と、ウズベキスタン・サマルカンドにもルーツをもつ、舞楽「蘇莫者」を演奏しました。
「蘇莫者」は、古代中国で流行した遊戯的歌舞的習俗「乞寒胡戯」を指し、この風習が康国(サマルカンド)伝来であったとする説と、「聖徳太子が河内の亀の瀬にて笛を吹くと山の神である老猿が現れ、その音色を愛でて舞った」という故事に由来する曲です。この演目は後者の説に基づき、舞台上は龍笛の主奏者が聖徳太子に扮し、舞台向って右側にて立奏、舞人は猿のような面を着けて舞うという演出で演奏されます。




出演した学生は「現役生としては初の演目となり、仕上がるまでに時間を要しましたが、本番を無事に終えることができ一安心です。今後も雅楽が日本のみならず、海外の方にも触れていただけるよう、精進して参ります。」と演奏を振り返りました。
雅楽部は奈良県からの要請により、10月には韓国・忠清南道との交流推進事業にも出演予定です。
雅楽部の出演情報は公式SNS等をご覧ください。
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