7月13日(日曜日)別所キャンパスで、医療学部臨床検査学科のオープンキャンパスが開催されました。参加者は、高校生12名と同伴者11名の23名でした。




臨床検査には、大きく分けて検体検査と生理機能検査の2種類の検査があります。今回の体験実習では、検体検査として微生物学的検査を、生理機能検査として超音波検査を体験していただきました。
オープンキャンパスでは、臨床検査学科による体験実習「身の回りの微生物と触れ合おう!〜微生物と共存の世界〜」を実施しました。実習では、まず微生物を観察するための基本技術であるグラム染色を体験していただきました。その後、納豆や乳酸飲料などに含まれる有用な微生物を実際に顕微鏡で観察し、身近な食品と微生物の関係について学びました。また、食中毒予防の観点から、日常生活で重要となる正しい手洗い方法についても体験していただきました。参加者からは「微生物の存在を身近に感じられた」「手洗いの大切さを実感した」などの声が聞かれ、楽しみながら学べる充実した内容となりました。本学科の学びに触れる良い機会となったと感じています。
(医療学部臨床検査学科 准教授 中村彰宏)


【超音波検査を体験してみよう】を実施しました。
超音波検査とはどのようなものか、部屋を暗くして、ゼリーを塗って検査をすることや、超音波とは、聞くことのできない高い音など映像を見て学んでいただきました。
超音波クイズでは、超音波で写した画像から、野菜を選んで答えるクイズや画像の取り方による断面を選ぶクイズや実際にプローブを持ってくだものぜりーを写しました。
なりきり超音波実習体験では、本科の学生が指導し実習で使用している模型を使ってプローブを持って実際に腹部の臓器を写す体験を行いました。
学生が進行し授業や学内実習、臨地実習、学祭、食堂のことなど3,4年次生に聞くトーク形式で学生生活を説明しました。
(医療学部臨床検査学科 講師 藤原美子)


ボランティアとして参加した学生からのコメント
臨床検査学科3回生 中尾 桃
今回、キャンパスツアーとエコー検査の体験学習のお手伝いをさせていただきました。キャンパスツアーでは、高校生や保護者の方とお話ししながら校内を案内し、学生生活や授業の雰囲気を少しでも感じてもらえたのではないかなと思います。エコーの体験では、検査の大枠は知っていても、プローブの角度や向きで映る画像が大きく変わることには驚いている方が多く、楽しそうに学習されている様子が印象的でした。操作の難しさと同時に、病気の発見において重要な役割を果たす検査であることも伝わったのではないかと思います。学内実習の雰囲気や臨床検査技師の仕事の一部を体験してもらい、進路の選択肢が広がるきっかけになれれば嬉しいです。