「第35回夏期日本語講座」を開講 2025.07.23 国際体験夏期日本語講座交流協定校6つのCONNECT世界とつながる学生同士がつながる

天理大学では、7月7日から20日までの2週間、「第35回天理大学夏期日本語講座」を開催しました。今年は、アメリカ、メキシコ、韓国、台湾、中国、シンガポール、ブルネイ、スペイン、フランスの9つの国と地域から、89名の参加者が集いました。

本講座は、天理大学の海外交流協定校をはじめ、その他の海外大学に在籍する学生を対象に、日本語の習得と日本文化の体験を目的として実施されています。参加者は日本語習得レベルに応じて「入門」「基礎」「応用」の3クラスに分かれ、少人数制で授業を受けました。授業には、天理大学の学生が「授業カウンセラー」として参加し、学習をサポートしました。
また、参加者は期間中、同じ宿舎で寝食を共にしながら学び合い、日常生活の中でも自然に日本語を使う機会も得ました。天理大学の学生が「生活カウンセラー」として買い物や観光の引率、「宿泊カウンセラー」として宿舎でのサポートなどを行い、安心して過ごせる環境づくりに努めました。

7月7日、本学9号棟(ふるさと会館)にて開講式が行われました。永尾比奈夫学長は、「世界中から天理に集ってくれたことを本当に嬉しく思っています」と歓迎の言葉を述べた後、本学創立百周年スローガン“CONNECT『つながる』を、始めよう。”に触れ、「毎日、日本語で挨拶を交わすことで、皆さん同士が“つながり”、天理で多くの友情を育んでほしい」と語りました。

講座期間中には、浴衣の着付け、茶道などの日本文化体験が行われました。参加者は講師の所作を真剣に見つめながら、日本茶の作法を学び、障子を背景に記念撮影を楽しむ姿も見られました。

また、歴史ある「明日香村」への校外学習に加え、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」や「大阪・関西万博」への訪問も実施。猛暑の中でも、参加者たちは積極的に日本文化に触れ、アクティビティを満喫しました。

さらに、天理大学のクラブ活動にも参加し、「弓道」「茶道」「空手」「雅楽」などを体験。日本の伝統文化に直接触れる貴重な機会となりました。

約2週間にわたる「夏期日本語講座」は、日本語の習得だけでなく、多彩な文化体験を通じて、参加者同士の絆を深める国際交流の場となりました。

参加者内訳

ヨーロッパ
【スペイン】
・サラマンカ・ポンティフィシア大学:4名
【フランス】
・オルレアン大学:1名
・カンヌ大学:1名
・天理日仏文化協会:4名

アメリカス(南北アメリカ大陸)
【アメリカ】
・ニューヨーク市立大学リーマン校:3名
・ニューヨーク市立工科大学:1名
・ニューヨーク市立大学ハンター校:2名
・ハイラインカレッジ:2名
【メキシコ】
・プエブラ栄誉州立自治大学:40名、卒業生2名
・プエブラ州立民衆自治大学:1名
・ラサール・オアハカ大学:1名

アジア
【韓国】
・江原大学校:1名
・釜山大学校:3名
【シンガポール】
・天理教シンガポール出張所:2名
【台湾】
・中国文化大学:15名
・国立台湾師範大学:2名
・慈済大学:1名
・文藻外語大学:1名
【中国】
・北京師範大学:1名
【ブルネイ】
・ブルネイ・ダルサラーム大学:1名

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