韓国・朝鮮語専攻 4年次生 村井心音
江原大学校

私は2023年の8月末から1年間、江原道春川にある江原大学校に交換留学をしました。江原大学校はソウルから1時間半ほどの場所にあります。韓国の北のほうに位置し、冬はとても寒く-20度以下になる日もあり雪が多い地域です。キャンパスの敷地面積が広くて、学内にジムや銀行、スポーツコートなど様々な施設があり、学生であれば無料で使うことができます。また、大学周辺のカフェや食堂では低価格で美味しいものをたくさん食べることもできます。江原大学校の交換留学生には、バディーとして学校生活を助けてくれる韓国人学生がついてくれるので、留学当初の複雑な手続きはじめ、学業の手伝いや観光に連れて行ってもらうこともできました。

大学での勉強や生活

大学では、留学生用にお勧めされている韓国のエンタメを通して韓国の文化を学ぶ授業や、K-popを分析する授業などに加え、韓国の学生に混ざって一緒に韓国史を学んだり、東アジアの文化を学んだりしました。1年のうち半年間ほどは午前中に語学堂にも通っていました。
語学堂は1学期が3か月制で、1級から6級までのクラスがあり、級ごとに発表やプレゼンなど授業内容が異なります。私は4級と5級に2学期間通いました。4級では、グループでアンケート調査した資料を基に発表しました。他の国の人と韓国語で意見を言い合って完成させるのが始めはとても難しかったです。
5級では、自分の故郷について1人で発表したり、グループでの演劇発表がありました。自分たちでセリフを考え小道具などを準備するのは大変でしたが、とても楽しかったです。
討論の授業や授業内でのグループワークなど、韓国語で話す機会がたくさんあるので、韓国語で自分の意見を伝えて、韓国語で相手の意見を理解する力が向上したように思います。また、学期のテストが終わるごとに文化学習として様々な体験学習や観光もあり、クラスメイトとすぐに仲良くなることができました。

江原大学校には留学生用のイベントもありました。例えば、レゴランドや軍事境界線に行くことができるツアーや、キムチづくり体験などです。私は、このイベントに参加したことで様々な国の友達がたくさんでき、寮のジムで一緒に運動したり、共有スペースで自国のお菓子を持ち寄ってパーティーをしたり、課題をしたりしました。
週末の過ごし方
週末は、友達と様々な地域へ旅行に行きました。ソウルの韓国外国語大学校に留学中の友達が遊びに来てくれて、江原で遊んだり、一緒にソウルへ行って韓服体験をしたりしました。また、水原や束草への日帰り旅行や、長期休みには釜山へも旅行しました。



留学が終わって
留学前の私は、自分から積極的に意見を言うのが苦手で、休みの日に外に出ることが少なかったのですが、留学を通して積極的に人に話しかけに行き、自分から行動することで様々な体験ができました。
留学中に仲良くなった友達とはいまでも毎日連絡を取り合っていて、韓国をはじめ、ノルウェーやフィンランドの友達が大阪に旅行に来た時に案内しました。そして私自身も韓国人の友達とタイへ旅行に行ったり、留学先で仲良くなった友達に会いにマレーシアやシンガポールなどへ旅行に行ったりしています。
私は、留学体験を通して、語学力の向上だけでなく多くの人とつながることで、たくさんの思い出を作れたことが一番良かったと思います。大変なこともたくさんありましたが、友達に助けてもらいながら自分も成長したと感じることができました。

