3月17日に2024年度 臨地実習調整会議主催の研修会を開催しました。昨年度に続く「思考発話」を学ぶ研修会の第2弾となり、天理よろづ相談所病院看護部はじめ、本学の臨地実習指導でご尽力いただいている実習施設の方々や非常勤教員、本学教員を含め63名の参加がありました。
思考発話とは、指導者が看護実践の判断や思考を言葉にして学習者に伝える技法です。今年度はミニレクチャー、事例紹介で知識を再確認したうえで、日頃の臨地実習指導や新人看護師教育においてどのように思考発話を取り入れているのか、参加者同士で体験を共有しました。

参加者からは、思考発話が効果的に活かされたという体験や、試行錯誤しながら思考発話を意識して学習支援に取り入れている様子が語られていました。また、所属の垣根を超えて「それ、あるある」や「なるほど、そんな方法で」という取り組みについても聞くことができました。今回、ご参加いただいた皆さんによって「思考発話」がさらに浸透し、学生や新人看護師への学習支援の充実につながることを願っております。
執筆者(医療学部・看護学科 永田阿子・講師)