「身体を使って表現することの楽しさや、仲間とともにひとつの目標へと向き合い、作品を完成させる達成感を日々感じています」。
社会福祉を学ぶ、前田さん。彼女が熱中しているのは、創作ダンス部での活動です。
創作ダンスとの出会いは?
幼い頃からクラシックバレエを習っていましたが、創作ダンスを初めて見たのは中学生のときでした。創作ダンスでの自由な発想や表現を目の当たりにして、身体の限界に挑戦するような感覚を味わったことがきっかけで関心を持ちました。
創作ダンスの醍醐味は?
言語化できない感情を身体で表現できる点です。日々変化し続ける繊細な感情から、動物や馬など規模の大きな抽象的なものまで身体全部を使って表現できるのが面白さだと思います。
どんなところが難しい?
コンクールでは、テーマや曲、振り付け、構成など全てについて部員同士で話し合い、試行錯誤を繰り返しながら作品を完成させます。決まりがないからこその難しさもありますが、日々がむしゃらに作品と向き合うなかで、仲間を思いやる気持ちや意見を発信する力が身につきました。
「感情を表現できる創作ダンスには、さまざまな人の心をつなぐ力があります」。
そう話す、前田さん。社会福祉の学びと創作ダンスの力とを掛け合わせて、多くの人に笑顔を届けることが目標だそうです。
創作ダンス×社会福祉の学びは、社会をどう「CONNECT(つなぐ)」する?
天理大学の創作ダンス部では、小中学校を訪問しダンスに触れてもらう「踊ろうの会」を開催しています。また、今年の2月にはドイツでの海外公演も開催できました。国や年齢、性別、障がいの有無にかかわらず感動を共有できるのが創作ダンスの力。高齢の方や障がいがある方でも楽しめるダンスなど、創作ダンスに社会福祉の視点を取り入れることで、たくさんの人を笑顔にできたら良いなと思っています。
天理大学でお気に入りの場所は?
食堂です。お昼になると各学部の学生が集まり、低価格で美味しいご飯が食べられます。日替わりメニューやランチセットなど、毎日変化するおかずが楽しみのひとつです。
最後に、将来の夢について教えてください。
ダンスの力で社会的弱者と呼ばれる立場にいる方々に生きる活力を届けたいと思います。今の自分にできる最大限の社会貢献に取り組みたいです。
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