本学学生によるスペイン語を通じた学習支援の取り組み 2026.03.10 国際学部外国語学科社会連携地域・企業との連携ボランティア活動6つのCONNECT世界とつながる地域社会とつながる # スペイン語コース

2025年度4月からの1年間、本学スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻4年次生の中島道乃さんと、同専攻卒業生の会田広志さんは、大和郡山市立片桐西小学校において、日本語指導員としての支援活動に取り組みました。

本活動は、同校に入学したペルー国籍の児童に対し、スペイン語を介した学習支援の依頼を受けたことをきっかけに実現したものです。中島さんと会田さんは、それぞれ週1日、小学校を訪問し、主に国語や算数の授業を中心に学習のサポートを行いました。

授業時間内は児童の隣で担任の先生の質問や指示内容を訳したり、児童が理解できているかの確認をしたりしました。また、授業内容の理解を助けるだけでなく、教員の指示や友人とのやり取りが円滑に進むよう、教室内外でのコミュニケーション面の支援にも力を注ぎました。

活動を重ねるうちに、二人は自然と児童たちの「お兄さん」「お姉さん」のような存在となり、休み時間には声をかけられたり、一緒に遊んだりする姿も見られるようになりました。

支援対象の児童のみならず、周囲の児童との関係づくりにも良い影響が見られ、言語や文化の違いを自然に受け止め合う、あたたかな学級づくりにもつながりました。

また、担任教員とも情報共有を行い、児童の様子や学習状況についてこまめに報告・相談を重ねながら、学級全体にとって望ましい支援のあり方を模索しました。

中島さんは、今回の経験を通して日本語教育への関心を一層深め、卒業後は日本語教員として就職する予定です。

また会田さんは、スペインの大学院への進学を予定しており、今後も多文化・多言語環境に関わる学びを続けていきます。

外国語学科では今後も、学生の語学力や異文化理解に関する専門性を活かしながら、多文化共生に向けた実践的な学びの場を広げていきます。

(国際学部外国語学科 野口茂・教授)

中島道乃(外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻4年次生・天理)さんのコメント

日本語指導員の経験を通じて、日本語を教える難しさと子供たちの成長を見守る喜びを実感しました。言葉をすぐにスペイン語に訳せなかったり、生徒の理解を十分に支えられなかったりして悔しさもありましたが、指導した児童が多くの友達と日本語で楽しそうに学校生活を送っていることをうれしく思います。4月からはこの貴重な経験を活かし、日本語教員として頑張りたいです。

会田広志さん(外国語学科スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻2025年3月卒業・豊川)のコメント

私自身がペルー国籍で、小学校時代に日本語指導員の方に支えていただいた経験があります。かつて同じ状況に置かれていた経験から、子供たちが安心して挑戦できる環境づくりに尽力しました。この経験を通して、言葉が通じない児童の不安に寄り添うことの重要性を私自身も学びました。

片桐西小学校校長種池進太郎先生のコメント

日本語指導は各教科の学びを支えるためだけではなく、学級活動におけるコミュニケーションを円滑にし、安心して学校生活を送るためにも不可欠な支援です。中島さんと会田さんによる積極的な支援により、当該児童の自己肯定感が高まるとともに、学校全体としても個性や多様性を大切にする多文化共生の取り組みにもつながり、大変感謝しています。

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