天理大学生が選んだ「ソーシャルワークを学べるおススメの本」 2026.02.20 社会福祉学科

「ソーシャルワーク論2」の授業では、今年度も、ソーシャルワークに関する本を紹介する時間を持ちました。ソーシャルワークとは、生活上の課題を抱える人や、その人を取り巻く社会に働きかける専門的な支援のことです。

授業では、7~8人のグループになって、順番にビブリオバトル風にそれぞれのおススメの本を紹介していきました。「自分ではたぶん手に取らなかった本を知って、興味が広がった」「ソーシャルワークの本の紹介を聞いているうちに、ソーシャルワークのことがわかってきた」といった感想が聞かれました。ここでは、授業のために学生が作成したレジュメ(紹介文)からいくつかご紹介します。

上原文 著 『ソーシャルワーカー理論を実践に―現場からみたソーシャルワーカーの仕事』
(2005年出版)ブレーン出版

この本は、ソーシャルワーカーの支援の流れが細かく書かれており、支援者の混乱を防いだり、利用者とともに現実的な目標を立ててそれを全力で支援するということが大事なのだと考えさせられた。ソーシャルワークは人を支える仕事である以上に、人と環境の関係性をデザインする仕事であると実感させられた本でした。(紹介者:K.N.)

この本は、ソーシャルワーカーとは何かについての著者の考えと、実際の仕事内容や活動について書かれています。とくに、自閉症の子への早期療育と支援内容を具体的に提案することの必要性を述べています。地域療育センターでの実体験をもとに書いているため、今まで行ってきた支援内容や現場の声、経験からわかった必要な技術などが詳しく書かれています。そのため、ソーシャルワーカーを目指している人には役に立つ内容だと思います。(紹介者:Y.T.)

濱島淑惠 著 『子供介護者―ヤングケアラーの現実と社会の壁』
(2021年出版)角川新書

「最近になって複数のマスコミ報道もあり『ヤングケアラー』の認知度は少しずつ上がってきたと思われる。しかし、彼らは長いこと表舞台に立つことはなく、社会に気づかれずにいた存在と言える。」

著者が実際にヤングケアラーに向き合った自体験をまとめた本です。とても読みやすく、読みながら著者が体験したことが想像できました。

(紹介者:Y.T.)

田中希世子・松山清 著 竹岡紀子 絵 『里親ってなんだろう―地域における子育て支援を考える』
(2010年)あいり出版

この本の特徴は何といってもかわいらしい絵です。前半は、絵本のような感じになっており、楽しく、わかりやすく里親制度を利用する子どもたちの気持ちを知ることができます。一方、後半は、しっかりした文章、グラフや表などを用いた制度の説明があり、しっかりと学ぶことができます。また、後半には、実際にあった事例や、里親制度に関して保育、医療福祉、精神保健福祉など、様々な福祉の分野から結び付けて考えられたページもあるため、福祉を勉強している人、里親制度に少しでも興味がある人に、とてもおすすめな本です。

(紹介者:S.Y.)

木下大生・後藤広史・本多勇・木村淳也・長沼葉月・荒井浩道 著
『ソーシャルワーカーのジリツ―自立・自律・而立したワーカーを目指すソーシャルワークの実践』
(2015年出版)生活書院

実際のジリツしていく過程が書かれていて、将来のイメージがつかみやすく、リアリティがあるため、読んでいて飽きないなと思ったのでおすすめします。   (紹介者:D.O.)

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