天理大学創立百周年行事 国際学部市民講座「世界のことばとぶんか」
第5回「フランスを味わう お菓子と文化のマリアージュ~講義と試食で知るフランス(語圏)の食と暮らし~」を開催 2025.08.01 国際学部外国語学科6つのCONNECT世界とつながる地域社会とつながる学生同士がつながる # 「世界のことばとぶんか」# フランス語コース

「世界のことばとぶんか」の5回目はフランス語編で、「フランスを味わう お菓子と文化のマリアージュ ~講義と試食で知るフランス(語圏)の食と暮らし~」と題して、2025年7月12日、開催されました。「フランスを味わう」を切り口に、多様な文化や価値観に触れる機会として約50名が参加しました。


はじめに登壇したのは、天理大学でフランス語を教えるピエール・レニエ特任講師。「想定外のフランス!」と題した講演では、日本で一般に抱かれているイメージとは異なるフランスを紹介しました。特に年間を通じてさまざまな行事と結びついた食文化に焦点を当て、地域や季節ごとに異なる食卓の風景について語りました。

続いて、市内で洋菓子店を営むオーナーシェフの大杉治城氏が「フランス菓子の今昔物語:お菓子と歩いた私のフランス生活」と題して講演しました。9年間に及ぶフランスでの修業時代を振り返りながら、ひとくちに「フランス菓子」といっても地方ごとに多彩なバリエーションが存在することを紹介。地域の歴史や風土と深く結びついたフランスの菓子文化の奥深さについて、約1時間にわたって熱く語りました。

講演の会場横では、世界中に広がるフランス語圏の国の一例として、コンゴ共和国の生活文化を紹介する展示も同時に開催されました。「パーニュ」と呼ばれる色鮮やかな布を使った民族衣装や木彫りの彫刻、植民地の影響を受けた「サプール文化」など日常の生活風景の写真パネルなどが並び、来場者はフランス語圏の多様性を発見するとともに、遠く離れた国の様子を熱心に見入っていました。

また、天理大学の提携校であるオルレアン大学と本イベントのために制作されたエコール・ド・パリ分校(天理日仏文化協会)の紹介ビデオも上映。さらに、日本語を学ぶフランス人留学生とフランス語を学ぶ日本人学生による発表では、フランス人留学生による日本での生活体験談も披露されました。

会場では、イベントのために特別に準備された「HiSaSo」の焼き菓子が振る舞われたり、フランスやコンゴに関わる品物が当たる抽選会がおこなわれたりして、来場者は大いに楽しみました。
午前11時から午後2時までの短い時間ながら、参加者は言葉と文化を通じて多面的な「フランス」に触れ、充実したひとときを過ごしました。

(国際学部外国語学科教授 森 洋明)

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