
10月9日、「TEN.TEN.CAFE」天理店にて、天理大学特別講義8「地域の農作物で地域活性」を実施しました。
天理大学人文学部の森元伸枝教授が担当する特別講義8は、昨年度より開講された授業科目で、今年度は、「TEN.TEN.CAFE」の商品開発に取り組むこととなり、この日、同カフェにてフィールドスタディ(試食会)を開催しました。
授業は、「TEN.TEN.CAFE」を運営する河島翔馬氏のご協力をいただきながら、展開されました。河島氏は、同カフェの課題が「大学生など若い年齢層の顧客の少なさ」であると説明。そして、学生たちに「若者を呼び込める商品企画」をテーマとして与えました。

フィールドスタディでは、与えられたテーマのために、店舗の雰囲気や顧客の様子、実際に商品を注文して、価格帯やネーミング、商品について調査をしました。学生たちは商品を試食し、味や見た目の印象を共有しました。
注文した商品が運ばれてきた際には、自分がその商品を見て「美味しそう」と思った第一印象を他の人にも伝えるには、どうすればよいかを考え、学生同士で工夫しながら撮影をしました。
実食の際には、商品がのっているプレートや器の色や形、商品に使われている食材、その食材のカットの仕方や盛り付け方、色目の出し方など情報収集を行うことで「美味しさ」の要因を探りました。そして、互いに見た目や味の印象を共有しました。


今後、学生たちは今回の授業をもとにさらなるリサーチを行います。奈良の特産品である「いちご」を使った期間限定の商品開発につながるように取り組み、12月初旬からクリスマスシーズンにかけて「TEN.TEN.CAFE」での提供を目指します。